はじめに
当方は「一般社団法人健康美増進協会 水素セラピストを取得した中の最高峰となるマスターセラピスト」を取得しております。
当協会を代表して一般利用の水素を広めている一人です。
『一般社団法人健康美増進協会』については下のリンクからご確認ください。
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https://www.hbps.or.jp/
www.hbps.or.jp
一般利用の水素は、個人や法人の方々に個別や団体ともにご対応、ご説明させていただいております。
個人・法人それぞれの水素の利用目的は下のようなことを当方ではお聴きしております。
個人の方の利用目的
- 便通の改善
- 冷え性の改善
- 質の良い睡眠
- 痴呆症、アルツハイマーや糖尿、がん、動脈硬化などの病気の予防または改善・緩和
個人の方の利用目的をご紹介させていただいておりますので拡大解釈し過ぎないようにご注意ください。
法人の方の利用目的
- 老人ホームや訪問介護、デイサービスでの身体機能の低下予防または改善・緩和
- 整骨院や接骨院、整体院、個人で活動されているマッサージ師が提供する施術の相乗効果アップ
- エステサロンや美容院、個人で活動されているエステティシャンの方が健康から美容を作り出すためのツール
経営者や店舗運営者の利用目的をご紹介させていただいておりますので拡大解釈し過ぎないようにご注意ください。
よく水素をご説明させていただいた際には、1回だけ話を聴いただけでは覚えられない、時間が経つと忘れるなどのご意見をいただきます。
そんな方からは、「もう一度説明していただきたい」「振り返りができるように情報がほしい」とご要望いただくことが多いです。
ご要望にお応えするために、再度ご説明はご対応させていただいております。
振り返りに関しては、当方が習得した人間の身体の知識や水素が与える身体への良い影響となるためどのように提供するか悩みました。
ただ、試行錯誤した結果ですが、メールマガジンは正直「たくさんメールきて嫌だなぁ」と私自身も感じます。
何が良いかを考えた末、一般利用の水素を広めていく一環として水素のご説明をする際にお話しする内容をAsset Makingホームページ内で情報提供させていただくことにしました。
本内容を1つずつ習得していただければ、あなたも一般社団法人健康美増進協会の水素セラピストになることができます。
ぜひ、ご活用ください。
この度のテーマは『免疫細胞の働き』です。
ではここから本題に入りましょう。
免疫の仕組み
私たちの体には、外部からの侵入者や異物から体を守るために、免疫系と呼ばれる仕組みが備わっています。
侵入物には以下のようなものがあります。
身体の中に入り込む侵入物
- 微生物(細菌・ウィルス、真菌など)
- 寄生虫
- 移植された臓器や組織
その主なプロセスは、こうした異物を侵入させないための「防御」段階と、侵入した異物を撃退するための「攻撃」段階に分けられます。
侵入を防ぐ粘膜免疫
体内に異物を侵入させないために、私たちの目、鼻、口、気道、消化管、尿路、生殖器の内側を覆う粘膜が、外敵の侵入から守る防御システムを担っています。
これが、侵入から守る「防御」段階ということができます。
中でも腸は最も重要な防御防御免疫器官です。口や胃から始まる小腸や大腸は、皮膚と同じように、常に上記のような外界の敵(抗原)にさらされています。
そのため多くの免疫細胞が腸内の内表面の粘膜に存在し、二重三重の防御システムを張り巡らせて外敵の侵入を防いでいます。
また、消化液などの分泌物には細菌を破壊する酵素が含まれ、私たちの身体を保護しています。
免疫とリンパ系の働き
私たちの身体を流れるリンパ系の働きも、免疫系において感染への防御を助ける重要な働きをしています。
組織中の異物や死んだ細胞などは、リンパ液に乗ってリンパ管を通り、リンパ節に運ばれて免疫細胞により破壊されます。
免疫細胞の種類
多能性造血幹細胞 → リンパ系共通前駆細胞
骨髄系共通前駆細胞
赤血球系共通前駆細胞
リンパ系共通前駆細胞 → B細胞 → 形質細胞
→ NK/T細胞前駆細胞 → T細胞 → 細胞障害性T細胞
ヘルパーT細胞
制御性T細胞、NKT細胞
→ NK細胞
骨髄系共通前駆細胞 → 顆粒球共通 → 好酸球
→ 好塩基球
→ 好中球
→ 未知の前駆細胞 → 単球 → 樹状細胞
→ マクロファージ
→ 肥満細胞(マスト細胞)
赤血球系共通前駆細胞 → 巨核球 → 血小板
→ 赤芽球 → 赤血球
自然免疫
こうした防御システムをすり抜け、体内に侵入してしまった遺物に対しては、白血球の免疫細胞が侵入した異物を見つけ出し攻撃します。
この「攻撃」の段階は、免疫細胞が直ちに相手を捕まえて攻撃する「自然免疫」と相手の性質を記憶し正確に見極めてから攻撃する「獲得免疫」の2通りに分けられます。
「自然免疫」は、異物が体内に侵入すると直ちに働く免疫システムで、侵入した微生物などが体にとって未知の物であっても、効果的に機能します。
白血球の異種である「好中球」「マクロファージ」が病原体を捉えて飲み込みます。
また、全身を常にパトロールしている「NK(ナチュラルキラー)細胞」も、外敵が侵入すると即座に攻撃し、病原体に感染した細胞をも直接破壊します。
自然免疫の働き
- 樹状細胞
- 好中球
- マクロファージ
- NK細胞
獲得免疫
一方で、リンパ球と呼ばれる「T細胞」と「B細胞」は、異物に遭遇すると、攻撃の方法を学習し、次に遭遇するときに効果的に攻撃できるよう、それぞれの異物を記憶します。
これが「獲得免疫」です。
獲得免疫はできるまでに時間がかかりますが、いったん免疫ができれば、体は素早く反応することができます。
またB細胞は、侵入物の抗原にしっかりと結合して、抗体(免疫グロブリン)を生産します。
この抗体が、次に同じ抗原が侵入してきた際に攻撃する印になったり直接侵入物を中和したりする役割を果たすことで、既に感染したことのある病原体に再度感染することを防ぎます。
自然免疫と獲得免疫
自然免疫
マクロファージ、好中球は異物を食べて消化(貪食作用)
マクロファージ 敵の情報を獲得免疫のヘルパーT細胞に伝達(抗原提示)
好中球 酵素、活性酸素で攻撃
獲得免疫
ヘルパーT細胞 マクロファージから抗原提示を受けてB細胞と情報交換
B細胞 抗体を分泌して異物を攻撃
免疫系を構成する細胞
免疫系を構成する細胞には以下のようなものがあります。
免疫系を構成する細胞
- 好中球
白血球の50%以上を占める細胞で、最近やその他の外来細胞を捕食し、殺傷する - マクロファージ
単球と呼ばれる白血球から発生する大型の細胞で、最近や他の外来細胞を捕食する。
通常は肺、皮膚、肝臓などの組織に依存する。 - 樹状細胞
白血球に由来する細胞でT細胞が異物の抗原を認識するのを助ける働きをする。 - NK細胞
白血球の一種で、感染細胞やがん細胞などを、異常な細胞であるということを始めに学習しなくても、その場で認識して殺傷する能力を持つ。
自然免疫において即座に外敵を攻撃する。 - T細胞(Tリンパ球)
獲得免疫に関与する白血球で、ヘルパー・キラー・制御性の3種類がある。 - B細胞(Bリンパ球)
特定の抗原に対する抗体を作り出す白血球。
炎症
炎症は、免疫システムによって、感染や外傷から組織へのダメージを防御するために生じる生体の正常な反応です。
炎症の原因には、大きく分けて以下のようなものがあります。
- 生物学的因子・・・病原体の侵入によっておこる炎症
- 物理的因子・・・外からの物理的衝撃・刺激によっておこる炎症
- 化学的因子・・・化学物質による中毒や腐食によっておこる炎症
炎症には経過が速やかで早急に終息する急性炎症と、組織障害が長期にわたる場合などの慢性炎症があります。
このうち急性炎症は自然免疫反応にあたります。
主として急性炎症には好中球が働き、活性酸素を発生させることなどにより病原菌や障害を受けた組織を溶かしたり、捕食することで取り除きます。
この反応を起こすために、炎症のある場所が、赤くなったり、腫れたり、熱をもったり、痛みが出たりします。
一方、慢性炎症ではリンパ球が働く獲得免疫反応が加わってきます。
B細胞が抗体を生成し、T細胞が病原菌や障害を受けた組織を攻撃します。
慢性炎症と老化について
近年ではこうした慢性炎症が、老化や様々の疾患と強い結びつきがあることが分かってきました。
死んだ細胞は通常マクロファージによって捕食されることで取り除かれますが、加齢によってマクロファージの機能が低下すると、死んだ細胞の「食べ残し」が体に堆積することになります。
こうした死んだ細胞が免疫細胞を刺激し、慢性的な炎症を引き起こすことで、様々な疾患の原因となっているとも言われているのです。
免疫系による反応は、私たちの身体を守ってくれる重要な生体システムですが、場合にっては正常な細胞をも攻撃し、老化や疾患を引き起こす原因にもなります。
免疫系の異常や過剰反応によっておこる反応
免疫細胞は通常、「自分」(自己)と「自分でないもの」(非自己)を区別することで、抗原から体を守ってくれています。
しかし、免疫系が異常をきたすと、自己を非自己とみなしてしまい、自分の体の組織を攻撃してしまったり、あるいは免疫反応が過剰に働きすぎてしまったりすることがあります。
免疫系の異常や過剰反応
アレルギー反応
通常は無害なはずの抗原(アレルゲン)に対する過剰な免疫反応のことをアレルギー反応といいます。
こうした免疫系の過剰反応により、涙目や目のかゆみ、鼻水、皮膚のかゆみや発疹、くしゃみなどが起こります。
花粉症やアトピー性皮膚炎などが代表的です。
自己免疫疾患
また、免疫系の異常により、自分の組織を攻撃してしまうことによって生じる疾患を自己免疫疾患と呼びます。
代表的な疾患には、関節リウマチ、甲状腺炎などがあります。
免疫系の老化
免疫系細胞の老化により、免疫系の反応や働きは遅くなります。体の中に侵入した細菌やその他の感染微生物などの異物を免疫細胞が発見しづらくなります。
そのため、様々な疾患や感染症にかかりやすくなり、重篤化や死亡のリスクも高くなります。
また、一方で免疫反応が遅くなることにより、アレルギーや自己免疫疾患などの症状も少なくなります。
まとめ
免疫細胞の働きに関するまとめをしましょう。
簡単に箇条書きでまとめると下のようになります。
- 免疫の仕組みは、異物を侵入させない、侵入した時に「防御」段階と「攻撃」段階で構成
- 粘膜が外敵の侵入から守る防御システムを担っている
- 中でも腸は外界の敵(抗原)にさらされている
- 多くの免疫細胞は腸内の内表面の粘膜に存在して二重三重の防御システムを張り巡らせて外敵の侵入を防いでいる
- また、消化液などの分泌物には細菌を破壊する酵素が含まれている
- 免疫系にはリンパ系の働きも防御を助けている
- 組織中の異物や死んだ細胞などはリンパ液に乗ってリンパ管を通り、リンパ節に運ばれてリンパ節に運ばれて免疫細胞により破壊される
- 体内に侵入した異物に対しては、白血球の免疫細胞が侵入した異物を見つけ攻撃
- 攻撃段階は、「自然免疫」「獲得免疫」の2通りに分けられる
- 自然免疫は、免疫細胞が直ちに相手を捕まえて攻撃
- 獲得免疫は、相手の性質を記憶し正確に見極めてから攻撃
- 自然免疫は、侵入した微生物などが体にとって未知の物であっても効果的に機能
- 白血球の一種である「好中球」「マクロファージ」が病原体を捉えて飲み込む
- 「NK(ナチュラルキラー)細胞」も、全身を常にパトロールして外敵が侵入すると即座に攻撃、病原体に感染した細胞をも直接破壊します
- 獲得免疫はリンパ球と呼ばれる「T細胞」「B細胞」が異物に遭遇すると攻撃の方法を学習
- 次に遭遇するときに効果的に攻撃できるようにそれぞれの異物を記憶
- 獲得免疫はできるまでに時間がかかるが、いったん免疫ができれば身体は素早く反応することができる
- B細胞は侵入物の抗原にしっかりと結合して、抗体(免疫グロブリン)を生産
- 同じ抗原が侵入してきた際に攻撃する印になり、直接侵入物を中和したりする役割を果たす
- 免疫系を構成する細胞は6種類ある
- 好中球、マクロファージ、樹状細胞、NK細胞、T細胞、B細胞
- それぞれは自然免疫または獲得免疫として機能する
- 炎症の原因は、生物学的因子、物理学的因子、化学的因子の3つある
- 炎症には、急性炎症と慢性炎症がある
- 急性炎症は、経過が速やかで早急に終息
- 急性炎症は、好中球が働き、活性酸素を発生させることなどにより取り除く
- 急性炎症は、反応を起こすために炎症のある場所を赤くしたり、腫れたり、熱をもったり、痛みが出たりする
- 慢性炎症は、組織障害が長期にわたる場合がある
- 慢性炎症は、リンパ球が働く獲得免疫反応が加わる
- 慢性炎症は、B細胞が抗体を生成し、T細胞が病原菌や障害を受けた組織を攻撃
- 慢性炎症は、老化や様々な疾患と強い結びつきがあると分かってきたので詳細は上にある<慢性炎症と老化について>を参照
- 免疫細胞は、通常では自己と非自己を区別することができる
- しかし、免疫系が異常をきたすと、自己を非自己とみなして自分の身体を攻撃
- このような状態がアレルギー反応や自己免疫疾患と言われている
- アレルギー反応は、通常は無害なはずの抗原(アレルゲン)に対する過剰な免疫反応のことを言う
- アレルギーの代表的な例は、花粉症やアトピー性皮膚炎などがある
- アレルギー反応では、涙目や目のかゆみ、鼻水、皮膚のかゆみや発疹、くしゃみなどが起こる
- 自己免疫疾患は、自分の組織を攻撃する免疫反応のことを言う
- 自己免疫疾患の代表的な例は、関節リウマチ、甲状腺炎などがある
- 免疫系の細胞の老化によって、免疫系の反応や働きは遅くなる
- 免疫系の反応や働きが遅くなると様々な疾患や感染症にかかりやすくなる
- そのため、重篤化や死亡のリスクも高くなる
- 一方でアレルギーや自己免疫疾患などの症状も少なくなる
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