はじめに
当方は「一般社団法人健康美増進協会 水素セラピストを取得した中の最高峰となるマスターセラピスト」を取得しております。
当協会を代表して一般利用の水素を広めている一人です。
『一般社団法人健康美増進協会』については下のリンクからご確認ください。
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https://www.hbps.or.jp/
www.hbps.or.jp
一般利用の水素は、個人や法人の方々に個別や団体ともにご対応、ご説明させていただいております。
個人・法人それぞれの水素の利用目的は下のようなことを当方ではお聴きしております。
個人の方の利用目的
- 便通の改善
- 冷え性の改善
- 質の良い睡眠
- 痴呆症、アルツハイマーや糖尿、がん、動脈硬化などの病気の予防または改善・緩和
個人の方の利用目的をご紹介させていただいておりますので拡大解釈し過ぎないようにご注意ください。
法人の方の利用目的
- 老人ホームや訪問介護、デイサービスでの身体機能の低下予防または改善・緩和
- 整骨院や接骨院、整体院、個人で活動されているマッサージ師が提供する施術の相乗効果アップ
- エステサロンや美容院、個人で活動されているエステティシャンの方が健康から美容を作り出すためのツール
経営者や店舗運営者の利用目的をご紹介させていただいておりますので拡大解釈し過ぎないようにご注意ください。
よく水素をご説明させていただいた際には、1回だけ話を聴いただけでは覚えられない、時間が経つと忘れるなどのご意見をいただきます。
そんな方からは、「もう一度説明していただきたい」「振り返りができるように情報がほしい」とご要望いただくことが多いです。
ご要望にお応えするために、再度ご説明はご対応させていただいております。
振り返りに関しては、当方が習得した人間の身体の知識や水素が与える身体への良い影響となるためどのように提供するか悩みました。
ただ、試行錯誤した結果ですが、メールマガジンは正直「たくさんメールきて嫌だなぁ」と私自身も感じます。
何が良いかを考えた末、一般利用の水素を広めていく一環として水素のご説明をする際にお話しする内容をAsset Makingホームページ内で情報提供させていただくことにしました。
本内容を1つずつ習得していただければ、あなたも一般社団法人健康美増進協会の水素セラピストになることができます。
ぜひ、ご活用ください。
この度のテーマは『神経系と脳の働き』です。
脳の構造と働き
脳は、思考や知能を司るだけでなく、運動、触覚、嗅覚、味覚、聴覚、視覚の統合も行う、生命の活動において非常に重要な役割を果たす器官です。
私たちの脳の重さは体重の2%に過ぎませんが、その活動の維持に多くの栄養を必要とします。
脳は非常に多くの血液と酸素を必要とし、人体で消費するエネルギーの約20%は脳で使われます。
エネルギー源は基本的にブドウ糖のみで、成人男性で1日約500kcal、およそ120gのブドウ糖が必要です。
また、脳はエネルギーを貯蓄することができないため、常にエネルギーを補給する必要があります。
神経系と脳の働き
もし脳に血液がこなくなると、わずか3分で神経細胞がダメージを受けて死んでいき、脳に深刻な損傷が生じたり、やがて生命の危機に瀕することになります。
そのため、脳への血液供給がとだえないように、万一の事態に備えて脳には2つの系統の動脈が通っています。ひとつは「内頸動脈」、もうひとつは「椎骨動脈」です。
2つの系統は、脳の底で底で環状につながっており(ウィリス動脈論)、どちらの血管が詰まったりしても、他の系統がバイパスの役割を果たし、脳への血流が途絶えることを防いでいます。
血液脳関門
脳の毛細血管内には、脳内に有害な物質が侵入しないように、「血液脳関門」というバリアが存在しています。
この血液脳関門により、脳に入ってくる物質の種類が制限されます。
ここを通過できるのは、酸素と水分、ブドウ糖、そして水素といった限られた物質のみで、細菌やウィルスは通り抜けることはできません。
ただし、アルコールやカフェイン、ニコチンなどは通ることができます。
脳の構造と名称
人間の脳は、大きく以下の3つの部分に分けられます。
脳の分類
大脳
大脳は、脳を構成する部分のうち最も大きなものです。
大脳の外側を構成する、厚さ2〜4mmの薄いタンパク質の層を大脳皮質といい、神経細胞のほとんどは、この大脳皮質に集まっています。
また、大脳は左右2つの大脳半球に分かれておりその左右それぞれが前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉という部位を持っています。
それぞれの役割には一例として以下のようなものがあります。
大脳の役割一例
間脳ー視床・視床下部
「間脳」は、大脳半球の一番奥に位置する部位で、視床、視床下部で構成されています。
視床は、上部に松果体と呼ばれる小さな組織がついており、そこからメラトニンという睡眠ホルモンを分泌しています。
また、痛み、触感、温度といった感覚情報は、ここで処理されて大脳皮質に送られます。
視床下部は、自律神経の調節を担う重要な器官です。
ここで、体温を一定に保つ恒常性維持(ホメオスタシス)の調節、睡眠と覚醒のコントロール、食欲とのどの渇きの調節など、私たちが普段意識することなく行われている体の活動を自動的に調整しています。
神経系の働き
組織や器官が組織や器官が体内にそれぞれ独立して存在していても、互いに連絡しあい、今日調子合わなければ、生命活動を維持することはできません。
こうした細胞や組織同士の情報のやり取りを担うのが神経系の活動になります。
情報伝達は神経細胞(ニューロン)が電気信号を発することによって行われます。
神経細胞は網の目のように繋がっており、他の細胞の電気信号を受け取るアンテナ(樹状突起)と、電気信号を送るための送電線(軸策)を持ちます。
神経系は主に、脳と脊髄にある中枢神経系と、中枢と抹消と連絡する抹消神経系の2つに分けられます。
中枢神経系
中枢神経系は、脳と脊髄にある神経系で、体のさまざまな部位から送られてきた情報を分析、判断し、その情報に対して適切な司令を下す司令塔の役割を担っています。
中枢神経系は脳は頭蓋骨により、脊髄は脊柱によって守られています。
末梢神経系
末梢神経系は、中枢神経系と、全身のさまざまな部位や器官の神経を結び、情報を伝達しています。
末梢神経系は、自律神経系と体性神経系に分かれ、体性神経系はさらに感覚神経と運動神経に分かれます。
体性神経系は、筋肉などの意識的にコントロールして動かせる神経の制御や、皮膚の感覚などの情報を得る目的に特化しています。
自律神経系は次に詳細を見ていきましょう。
末梢神経系の分類
- 自律神経系
- 体性神経系 ※以下の二つに分類される
・感覚神経
・運動神経
自律神経とは
自律神経系は、体性神経系とは異なり、自ら意思的にコントロールするのではなく、私たちの意思とは無関係に働く身体の機能の調整を行っています。
例えば、体温、心拍数、代謝、血圧、呼吸数、消化、唾液や汗といった体液の分泌などが自律神経系によって調整されています。
自律神経系は、以下の2つの神経系から構成されています。
自律神経系の構成
交感神経系
「緊張の神経」や「闘争と逃亡の神経」とも呼ばれ、ストレスのかかる状況下や緊急事態に対して、体の状態を整える働きをします。
副交感神経系
「休息の神経」とも呼ばれ、日常生活やリラックスしている状況下で体の機能を維持する働きをします。
以上の2つの神経系がシーソーのようにバランスを取り合うことで、私たちの身体の機能を調整しています。
交感神経系
交感神経系が優位になると、心拍数が上がり、血管が収縮し、血圧が上がります。
呼吸が早くなり、蓄えられたエネルギーが放出され、筋肉に大きな力が入るようになります。
また、手のひらの発汗、瞳孔の散大、体毛の逆立ちなども引き起こされます。
一方で、緊急時にはあまり必要のない消化や排尿などの機能は抑制されます。
副交感神経系
副交感神経が優位になると、エネルギーは温存され、体を回復させます。
心拍数が減り、血管は拡張し、血圧は低下します。
瞳孔が収縮し、呼吸はゆっくりになります。
唾液や胃酸の分泌が増え、消化器官が刺激されて、食べ物の消化や不要物の排泄を促します。
脳の活動は沈静化し、リラックスと眠気が促進されます。
脳の老化
加齢につれて、脳の神経細胞の数は減少します。
また、神経が信号を伝える速度も徐々に落ちていき、神経細胞が信号を受け取る受容体の一部を失われていきます。
脳への血流が低下し、機能は低下していく傾向にあります。
語彙、短期記憶、新しいことを覚える能力、言葉を思い出す能力など、一部の精神機能がわずかに低下します。
神経細胞の再生
基本的には、神経細胞は再生しないと言われていますが、一部の領域では高齢期でも新たな細胞が作られることもあります。
また、細胞が失われると、残っている神経細胞の間に新たな結合が作られ、失われた部分を補うこともあります。
まとめ
神経と脳の働きに関するまとめをしましょう。
簡単に箇条書きでまとめると下のようになります。
各目次番号のリンクをクリックするとその詳細内容にジャンプすることができますのでご活用ください。
- 脳は、思考や知能に加え、運動、触覚、嗅覚、味覚、聴覚、視覚の統合を行う
- 脳の重さは、体重の約2%
- 脳は、非常に多くの血液と酸素を必要とし、エネルギー消費量は人体の約20%
- 脳のエネルギー源は、ブドウ糖飲み
- 脳に血液が流れてこなくなると3分で神経細胞がダメージを受け脳に深刻な損傷が生じたり、やがて生命の危機に瀕する
- 脳には血液が途絶えないように2つの系統の動脈が通っている
- 内頸動脈と推骨動脈でどちらも脳の底で環状につながっており(ウィリス動脈論)
- どちらかの血管が詰まっても他の系統がバイパスの役割を果たす
- 「血液脳関門」は脳内に有害な物質が侵入しないようにするバリア
- 脳内に侵入できるのは酸素と水分、ブドウ糖、そして水素
- その他にアルコールやカフェイン、ニコチンなどは通ることができる
- 脳は大きく3つに分けられる
- 大脳、脳幹、小脳
- 大脳は、脳を構成する部分で最も大きなもの
- 大脳は、外側を構成するタンパク質の層を大脳皮質という
- 大脳皮質には、神経細胞のほとんどが集まっている
- 大脳は、左右2つの大脳半休に分かれている
- 大脳半球は、前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉という部位を持っている
- 間脳は、大脳半球の一番奥に位置する部位、視床、視床下部で構成
- 視床は、上部に松果体があり、メラトニンという睡眠ホルモンを分泌
- 視床は、痛み、触感、温度といった感覚情報を大脳皮質に送る
- 視床下部は、自律神経の調整を担う重要な器官
- 視床下部は、体温を一定に保つ恒常性維持(ホメオスタシス)の調整、睡眠と覚醒のコントロール、食欲とのどの渇きの調節など体の活動を自動的に調整
- 神経系は、細胞や組織同士の情報のやり取り(情報伝達)を担う
- 神経系は主に脳と脊髄にある中枢神経と中枢と抹消と連絡する末梢神経系の2つ
- 情報伝達は、神経細胞(ニューロン)が電気信号を発することによって行われる
- 神経細胞は、網の目のように繋がり、他の細胞の電気信号を受け取るアンテナ(樹状突起)と、電気信号を送るための送電線(軸索)を持っている
- 中枢神経系は、体のさまざまな部位から送られてきた情報を分析、判断を適切にする司令塔の役割
- 中枢神経系は、脳は頭蓋骨により、脊髄は脊柱によって守られている
- 末梢神経系は、中枢神経系と、全身のさまざまな部位や器官の神経を結び情報を伝達する役割
- 末梢神経系は、自律神経系と体性神経系に分けられ、体性神経系は感覚神経と運動神経に分類される
- 体性神経系は、筋肉などの意識的にコントロールして動かせる神経の制御や皮膚の感覚などの情報を得る目的に特化
- 自律神経は、自らの意思的にコントロールするのではなく、無関係に働く身体の機能の調整
- 例えば、体温、心拍数、代謝、血圧、呼吸数、消化、唾液や汗といった体液の分泌など が自律神経によって調整
- 自律神経は「交感神経系」「副交感神経系」の2つから構成されている
- 交換神経系は、ストレスのかかる状況下や緊急事態に身体の状態を整える働き
- 副交感神経は、日常生活やリラックスしている状況下で体の機能を維持する働き
- 交感神経系が優位になると心拍数、血管が収縮して血圧が上昇、呼吸が早なる
- 手のひらの発汗、瞳孔の散大、体毛の逆立ちなども引き起こされる
- 一方で緊急時にあまり必要ない消化や排尿などの機能は抑制される
- 副交感神経が優位になるとエネルギーが温存されて体を回復
- 副交感神経が優位の時、心拍数が減り、血管は拡張、血圧は低下、瞳孔が収縮、呼吸はゆっくりになり、唾液や胃酸の分泌が増え、消化や不要物の排泄を促し、脳の活動は沈静化し、リラックスと眠気が促進
- 脳の神経細胞は、加齢により減少し、神経信号の伝達が徐々に落ち、神経細胞が信号を受け取る受容体の一部を失う
- 脳への血流が低下し、機能は低下していく傾向にあり、語彙や短期記憶、新しいことを覚える能力、言葉を思い出す能力など一部の精神機能が僅かに低下
- 神経細胞は再生しないと言われている
- しかし、一部領域では高齢期でも新しい細胞が作られることもある
- 細胞が失われると、残っている神経細胞の間に新たな結合が作られる
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