【日本の五大疾病】がんの改善・緩和

はじめに

厚生労働省は2011年に医療計画で「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」に新たに「精神疾患」を加えた「五大疾病」とする方針を出されています。
この「五大疾病」の中でもがんは、昭和56年より日本人の死因の第1位では年間約30万人以上の国民が、がんで亡くなっています。
生涯でがんにかかる可能性は男性の2人に1人、女性の3人に1人と推測されています。
下のリンクは厚生労働省のホームページで政策対策レポートとして公開している『がん対策について』です。

https://www.mhlw.go.jp/seisaku/24.html
https://www.mhlw.go.jp/seisaku/24.html

www.mhlw.go.jp

がんは自分の家族や友人・知人を代表例として、自分の人脈をたどって行くと患っている方がいる身近な病気です。
そんながんをこれから要点を掻い摘んで最新の研究結果を用いて最新のがん治療や予防について確認していきましょう。

 

がんってどんな病気?

がんは、臨床の分野の医学では「癌」と「肉腫」、「白血病」や「悪性リンパ腫」などが含まれている総称で使われています。
正確にがんを分類すると「癌種」「肉腫」「悪性リンパ腫」に分類されます。
がんは予防できる病気と言われています。
しかし、禁煙や食生活、運動をして予防対策を徹底していても「必ず患うことがないように予防できると言えない」病気です。
ただ、基本的には自分ががんを患っても、身近な人に感染するような病気ではありません。
がんには様々な種類があります。
胃がんや肝臓がん、大腸がんなどの内臓のがん、骨肉腫や軟骨肉腫、脊索腫などの肉腫は耳にすることも多いのではないでしょうか。
医学は細分化されていることから、わかりづらさを生み、専門性が強いことから一般人には理解できない領域が多いです。
そんな「がん」を医学で細分化される領域や分野を越えて、概要(総論)と詳細(各論)的な見方をしていくと、あまり難しいものではありません。
ここから「がん」について確認しましょう。

がんの種類

がんは、悪性腫瘍であり、固形がんの「癌」や「肉腫」、血液がんの「白血病」や「悪性リンパ腫」に分類することができます。
悪性腫瘍ではない腫瘍は良性腫瘍です。
良性腫瘍はその検査時点では人体に何の影響も与えないと判断して、放置して経過観察する判断される場合があります。
それは良性腫瘍が悪性腫瘍に変化する場合があるからです。
発症してからの治療は、がんの種類やステージにより様々です。
主に手術療法、放射線療法、化学療法(薬物や抗がん剤)、免疫療法などで治療されています。
ここからはがんを分類わけして確認しましょう。

固形がん

癌は、上皮性組織で発生して増殖や転移をして身体を痛めていきます。
多様性(多種多様)があるため、皮膚や臓器、口腔内でも発生します。
一般的に広く知られている癌は、皮膚癌や胃癌、肝臓癌などです。

肉腫

肉腫は、間葉性組織で発生して増殖や転移をして身体を痛めていきます。
一般的には発生率が極めて低く、悪性腫瘍の割合では約1%でしかないため、希少性が強いです。
一般的に知られている肉腫は、骨肉腫や軟部肉腫、子宮肉腫などです。

血液がん

白血病

白血病は、血液細胞の白血球、赤血球、血小板などに分類され、白血球ががん細胞化することで血液や骨髄の中に増える病気が白血病です。
白血病には、急性白血病、慢性白血病があり、それぞれ骨髄性とリンパ性に分類されます。
一般的に知られている白血病は、急性骨髄性白血病や急性リンパ性白血病などです。

悪性リンパ腫

悪性リンパ腫は、血液細胞の白血球、赤血球、血小板などに分類され、白血球の1種であるリンパ球ががん細胞化することでリンパ節などで増殖して腫瘍を作ります。
悪性リンパ腫には、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫に分類されます。
一般的に知られている悪性リンパ腫は、細かく分類すると100種類以上になるため、特にないと言えます。

がんの原因

がんは悪性腫瘍です。
悪性腫瘍が生まれる原因、固形がんの癌種と肉腫、血液がんの白血病と悪性リンパ腫の原因をそれぞれ確認しましょう。

悪性腫瘍の原因

悪性腫瘍の原因は、生活習慣(飲酒や喫煙など)、細菌やウィルスの感染、遺伝子的な要因が考えれています。
それぞれの発展は下のように言われております。

はてな

  • 生活習慣は、過剰な飲酒により肝臓を疲弊させると肝臓がん、喫煙により肺を痛めると肺がんにそれぞれ発展
  • 細菌やウィルスの感染は、ピロリ菌に感染して胃がん、ヒトパピローマウィルスに感染して女性の子宮頸がんにそれぞれ発展
  • その他にも何らかの原因が疑われるものがあり、遺伝子的な要因がある

悪性腫瘍ができる原因はまだ未知の部分があり、これからの今後の研究結果に注目しましょう。

生活習慣による発生リスクが高くなるがん

生活習慣による病気へのつながりは、誰でも耳にされているかと思いますが、具体的にどのようにつながっていくのかを確認しましょう。

No.
生活習慣
発がん性のリスク
1
喫煙
鼻腔・副鼻腔がん、口腔・咽頭がん、喉頭がん、食道がん、肺がん、肝臓がん、胃がん、膵臓がん、子宮頸がん、膀胱がん
2
飲酒
口腔・咽頭がん、喉頭がん、食道がん、大腸がん、肝臓がん、乳房がん
3
運動不足
食道がん、膵臓がん、肝臓がん、大腸がん、乳房がん(閉経後)、子宮体部がん、腎臓がん

このように生活習慣から発がん性リスクがあるがんの種類は多岐に渡っています。

細菌やウィルスの感染による発生リスクが高くなるがん

細菌やウィルスの感染でもがんは発生します。
日本人の場合、がんの発生原因の約20%は感染による発生と言われています。
その大部分は、肝がんと子宮頸がん、胃がんが占めています。
細菌やウィルスの感染のがん発生について確認しましょう。

No.
細菌やウィルス
発がん性のリスク
1
B型・C型肝炎ウィルス
肝臓がん
2
ヘリコパクター・ピロリ
胃がん
3
ヒトパピローマウィルス
子宮頸がん、陰茎がん、外陰部がん、膣がん、肛門がん、口腔がん、中咽頭がん
4
エプスタイン・バーウィルス
上咽頭がん、バーキットリンパ種、ホジキンリンパ腫
5
ヒトT細胞白血病ウィルスI型
成人T細胞白血病、リンパ腫

B型肝炎は国に訴訟を起こしていることは目にされたことがあるのではないでしょうか。
B型肝炎ウィルスの感染は過去に手術をして輸血した血液が感染していたことが原因の一つと言われています。

遺伝子的な要因による発生リスクが高くなるがん

遺伝子的要因によるがん発生があります。
遺伝子というと子どもの遺伝子は親の遺伝子を受け継ぐことや刑事ドラマの科学捜査など何も変化しない印象があります。
しかし、遺伝子は「変異」という言葉が使われるように変化することがあります。
その原因は、化学物質や活性酸素、放射線やタバコ、ウィルス感染などの外的要因と細胞分裂の途中でも偶然に変異することや加齢に伴う変異などの内的要因があると言われています。
遺伝子が原因と言われると、患った自分としてはどうしようもなく感じられると思いますが、外的要因は日常生活で予防できます。

がんが疑われる自覚症状

がんは全身にできる可能性がありますので一部となりますが、初期の自覚症状を確認しましょう。

癌が疑われる初期の自覚症状

No.
癌の種類
初期の自覚症状
1
咽頭癌
飲み込む際に違和感、喉にしみる、喉の痛み・出血、口を開けにくくなる、耳の周りが痛い、声が枯れる、鼻づまりや鼻血、耳が聞こえにくい、二重に見えるなど。
2
喉頭癌
低いがらがら声、雑音の入ったざらざらした声、かたい声、息がもれるような声、いがらっぽさ、異物感、食べ物をのみ込んだときの痛みなど。
3
舌癌
舌の両脇の部分に硬いしこりができる、痛みや出血があるなど。
4
甲状腺癌
結節にしこり、違和感、痛み、飲み込みにくさ、声のかすれなど。
5
肺癌
ほとんど初期の自覚症状と言えることはない。
6
乳癌
乳房のしこり、乳房のエクボなど皮膚の変化、リンパ節の腫れなど。
7
食道癌
食べ物を飲み込んだとき胸の奥がチクチク痛い、熱いものを飲み込んだときにしみることがあるなど。
8
胃癌
ほとんど初期の自覚症状と言えることはない。
9
大腸癌
ほとんど初期の自覚症状と言えることはない。
10
肝臓癌
ほとんど初期の自覚症状と言えることはない。
11
胆管癌
胆嚢(のう)癌
黄疸(おうだん)、白色便、黄疸尿、かゆみ、腹痛、体重減少、発熱、食欲不振、全身倦怠(けんたい)感など。
12
膵臓癌
ほとんど初期の自覚症状と言えることはない。
13
膀胱癌
赤色や茶色の尿(肉眼的血尿)が出る、頻繁に尿意を感じる、排尿するときに痛みがあるなど。
14
前立腺癌
尿が出にくい、排尿の回数が多いなど。
15
皮膚癌
形が不正なホクロやあざ、皮膚の痛み、盛り上がり、皮膚からの出血など。
16
子宮癌
不正出血など。
17
卵巣癌
ほとんど初期の自覚症状と言えることはない。

胃、大腸、肝臓、膵臓、卵巣は、ほとんど初期の自覚症状はないので定期的な健康診断やたまたま病院で検査したときに気づく方が多いようです。
その他も初期症状には個人差があるので初期の症状がなくても癌を患っている可能性があるため体調管理は注意しましょう。

肉腫が疑われる初期の自覚症状

No. 肉腫の種類 初期の自覚症状
1 骨肉腫 発生した部位に痛みや腫れ、運動障害など。
2 軟骨肉腫 ほとんど初期の自覚症状と言えることはない。
3 ユーイング肉腫 疼痛。

悪性腫瘍の中でも肉腫はわずか1%程度となるため希少ながんと言えますので多くの方が初期の自覚症状を感じていません。
しかし、神経質になりすぎても日常生活に支障をきたしますので何かの異変が2ヶ月以上続いているような場合に検査していただくことをオススメします。

白血病疑われる初期の自覚症状

白血病の初期の自覚症状は、発熱や身体のだるさなどの風邪の症状に似ています。
その他には、頭痛、めまい、貧血、動悸、息切れ、あざ(皮下出血)、鼻血、歯茎からの出血などです。
東京オリンピック2020に出場した水泳の池江璃花子選手は白血病を患っていましたが、風邪のような症状と身体のだるさがあり、病院を受診して早期発見に至りました。
この事例は白血病の早期発見の代表例です。

悪性リンパ腫が疑われる初期の自覚症状

悪性リンパ腫の初期の自覚症状は、首や腋(わき)の下、足の付け根などのリンパ節が多い部分に、痛みのないしこりができ、数週から数カ月かけ持続的に増大していきます。
首や腋の下、足のつけ根などが多く、腫れはゴムのような硬さです。
腫れている部分を手で押しても多くの場合は痛みがないと言われています。

そんな糖尿病で最も恐ろしいのは皆様も耳にされたことがあると思いますが”合併症”です。
特に20代や30代で発症した場合、体重や脂肪の増加、身体のだるさなどと人生20年以上も生きていれば誰でも経験するようなことが初期症状で、これが糖尿病のサインだとしてもなかなか自覚症状につながらず、糖尿病の発症を止められないのが現状です。
だからこそ糖尿病は発症していることに気づかないため、いつの間にか合併症に進行しても気づきにくく、合併症が発症してから糖尿病になっていることに気づく方も数多くいます。

がんの検査

健康診断や普段から利用している病院でがんの疑いがある場合には状態を確認するために検査が行われます。
がんの検査について確認しましょう。

癌の検査

No. 検査 検査内容
1
血液(尿)検査(腫瘍マーカー検査)
様々な組織や臓器の癌細胞が血液(尿)中に分泌された数値を確認する検査
2
X線検査

肺や乳房、骨などは造影剤を使用せず写真を撮って癌細胞を確認する検査
食道や胃、大腸、消化管、尿管、膀胱などは造影剤を使用して写真を撮って癌細胞を確認する検査
乳房は挟んで写真を撮って癌細胞を確認する検査
胃はバリウムを飲んで写真を撮って確認する検査

3
喀痰細胞診(かくたんさいぼうしん)
肺の組織から剥がれ落ちた癌細胞がないかを吐き出した痰(たん)を観察して確認する検査
4
CT(Computed Tomography)検査
様々な組織や臓器をX線を使用して身体の中の吸収率の違いをコンピュータで処理、断面を写真に撮って観察して確認する検査※写真を見やすくするための目的で造影剤を使用する場合があります。
5
PET(Positron Emission Tomography)検査
様々な組織や臓器をX線とは異なる放射線でFDG(放射性フッ素を付加したブドウ糖)を使用して癌細胞に取り込まれたブドウ糖の分布を写真に撮って観察して確認する検査
6
MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査
様々な組織や臓器を造影剤を使用してFMラジオなどで使用されている電波を身体にあてて身体の内部の断面の写真を撮って癌細胞と正常な細胞を区別して観察して確認する検査(血管や胆管などの臓器は造影剤を使用しないこともある。)
7
超音波検査
様々な組織や臓器を体内の組織から(臓器含む)跳ね返ってくる超音波の画像を写真に撮って観察して確認する検査
8
内視鏡検査
胃の中で癌細胞を確認する検査(口からカメラを入れる胃カメラと言われています)
9
便潜血検査
大腸で便が通った時にがん細胞を擦って出た血が便に混じっていないかを確認する検査
10
細胞診
子宮頸部の細胞を採取して観察して確認する検査
11
問診
生活習慣や症状の経過確認、月経周期や直近の月経の様子、生理痛などの有無などで確認する検査
10
視触診
乳房を触って実際にしこりを確認する検査

癌の検査は多種多様、組織や臓器別に行われるため、各分野の専門医の医師にご相談いただくことが適正だと言えます。

肉腫の検査

No.
検査
検査内容
1
血液検査
骨肉腫ではアルカリフォスファターゼとユーイング肉腫ではLDHの値を確認する検査
2
X線検査
骨の画像を写真に撮って観察して確認する検査
3
CT(Computed Tomography)検査
X線検査では発見しづらい細かい部分を写真に撮って観察して確認する検査
4
PET(Positron Emission Tomography)検査
X線検査やCT検査では発見しづらい細かい部分を写真に撮って観察して確認する検査
5
MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査
手術する際の切除範囲を決めるために断面の写真に撮って観察して確認する検査
6
病理組織検査
肉腫の組織を専用針や切開、切除をして摘出して検査
7
問診
生活習慣や症状の経過確認、月経周期や直近の月経の様子、生理痛などの有無などで確認する検査
8
触診
肉腫を触診して状態を確認する検査

白血病の検査

No.
検査
検査内容
1
血液検査
赤血球、白血球、血小板の数、白血球の種類の内訳、未熟な細胞が出現していないかなどを数値で確認
2
骨髄検査(骨髄穿刺検査)
血液細胞の数や形の変化、未熟な細胞の数、染色体や遺伝子の異常の確認、細胞表面のタンパク質の種類の確認
3
染色体検査
慢性白血病は染色体のフィラデルフィア染色体を持っているかを確認する検査
4
遺伝子検査
慢性白血病は遺伝子のBCR-ABL融合遺伝子を持っているかを確認する検査
6
脳脊髄液検査
中枢神経組織に広がっていないかを確認
7
感染症検査
白血球が減ることによって感染症を合併していないかを確認
8
問診
自覚症状の時期、順番を確認

悪性リンパ腫の検査

No.
検査
検査内容
1
血液(尿)検査
全身の状態を血液や尿から肝臓や腎臓が治療に耐えられるかを数値で確認する検査
2
X線検査
病変の大きさや広がりを確認する検査
3
CT(Computed Tomography)検査
X線検査では発見しづらい細かい部分を写真に撮って観察して確認する検査
4
PET(Positron Emission Tomography)検査
X線検査やCT検査では発見しづらい細かい部分を写真に撮って観察して確認する検査
6
MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査
手術する際の切除範囲を決めるために断面の写真に撮って観察して確認する検査
7
病理組織検査
肉腫の組織を専用針や切開、切除をして摘出して検査
8
骨髄検査(骨髄穿刺検査)
骨髄の腫瘍細胞有無を確認する検査
9
消化管内視鏡検査
消化管(主に胃、必要に応じて大腸)の腫瘍細胞有無を確認する検査
10
脳脊髄液検査(腰椎穿刺検査)
脳や脊髄にリンパ腫が広がっていないかを確認する
11
問診
自覚症状の時期、順番を確認する検査

がんに有効な治療

がんに有効な治療を確認しましょう。

病院で受けられる癌治療

癌の治療は下の表にある通り、治療方針をまとめると多くはありません。

No.
治療概要
治療内容
治療で用いられる癌
1
放射線治療
癌の三大治療の1つです。身体の外から放射線をあてる外部照射が一般的ですが、放射線で癌を死滅させる治療法です。あまり知られていませんが、内部照射もあり、放射性物質を体内に挿入する方法や飲み薬、注射する方法があります。痛みはなく、副作用を引き起こすことがあるそうですが、時代とともに放射線治療は進歩しているため副作用は少なくなっていると言われています。
声帯癌、乳癌、前立腺癌、子宮頸癌などの様々な部位の癌で用いられている。(通常は消化器系の胃癌、大腸癌や骨・軟部組織、甲状腺癌には用いられていない)
2
薬物治療
癌の三大治療の1つです。抗がん剤治療が一般的で「化学療法」「内分泌療法(ホルモン療法)」「分子標的療法」などの種類があります。薬を飲むことや点滴、注射で体内に入れます。薬なので副作用を引き起こすことがあると言われています。医師や薬剤師、看護師に症状は確認してください。
癌全般
3
外科治療
癌の三大治療の1つです。癌となった部分を取り除くことや臓器をつなぎあわせるなどして機能を回復させて正常化します。手術は人の手で行うゆえのリスク、合併症のリスクがあるため医師からの説明を聴き、判断してください。
胃癌、大腸癌、肝癌、膵臓癌、乳癌が代表でその他臓器でも行われる
4
内視鏡治療
口や肛門、尿道から内視鏡を入れて早期の癌を取り除くことや症状を和らげる治療法です。内視鏡は細長い管の先端にある極小カメラで身体の内部を見て癌部分だけを取り除きます。外科治療に比べて痛みが少なく、回復が早いことから身体への負担が少ないのですが、治療できる癌の種類は限定されると言えます。
食道癌、胃癌、十二指腸癌、大腸癌、膀胱癌

病院で受けられる肉腫の治療

肉腫の治療は下にまとめたように限られています。

No.
治療概要
治療内容
治療で用いられる癌
1
外科治療
肉腫の治療は外科治療による切除可能な病変をほぼ全て手術で切除する。広範囲に病変を切除するため骨肉腫の場合、人工関節または他の部位の骨を移植する音があります。
様々な部位の肉腫
2
化学(薬物)治療
放射線治療
外科治療の前後で腫瘍が身体全体に広がることを防いだり、減らすために補助療法として手術と併用される。
様々な部位の肉腫

病院で受けられる白血病の治療

白血病の治療は下にまとめたように限られています。

No.
治療概要
治療内容
治療で用いられる癌
1
薬物治療
基本的には抗がん剤を使用して寛解導入療法、寛解後療法(地固め療法)にて白血病細胞を死滅さることや特定の細胞を選んで殺す分子標的薬、抗体薬物複合体を使用して原因となっている物質を攻撃して治療します。
白血病全般
2
造血幹細胞移植療法
先に大量の抗がん剤や放射線による治療で白血病細胞を正常な骨髄細胞ごと殺してしまい、後から健康な造血幹細胞を移植して造血機能を復元させます。移植した細胞の免疫作用により、再発が起こりにくいという利点もあります。造血幹細胞が適することは可能性として低く、移植後の重症感染症、拒絶反応などの重症合併症が起こる可能性があります。
白血病全般

がんの最先端医療

がんの最先端医療は、厚生労働省がホームページで最新情報を公式発表しています。
ここでは厚生労働省が先進医療として公開している情報を引用してご紹介いたします。

厚生労働省では臨床研究法に基づき、jRCTという臨床研究実施計画・研究概要公開システムを使用して臨床研究を確認できるようにしています。
業務規定・委員名簿などの認定に関する情報や審査意見業務の過程に関する情報が確認でき、認定された臨床研究から先進医療に認定されることもあるため、臨床研究のjRCT登録ID番号も公開されています。
jRCT(臨床研究実施計画・研究概要公開システム)は下のリンクをご利用ください。

https://jrct.niph.go.jp/
https://jrct.niph.go.jp/

jrct.niph.go.jp

次から「癌の先進医療」「肉腫の先進医療」「白血病の先進医療」を表にしてまとめております。
先進医療の表は『厚生労働省 先進医療の各技術の概要』から一部抜粋、引用しておりますので厚生労働省が公開している内容のリンクは下となります。

https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan03.html
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan03.html

www.mhlw.go.jp

注意

当方で抜粋引用している厚生労働省ホームページに情報は随時更新を心掛けておりますが、更新が間に合わないことがあります。
お急ぎで最新情報を確認したい場合、上の厚生労働省のリンクを活用いただけますと最新の情報が確認できますのでご利用ください。
予めご了承ください。

当方は医療に関する専門的な指導・教育ができる立場にございません。
一般的に公開されている医療の情報提供は、医療従事者を通して取捨選択された情報が流通されているため私たちには届きにくいものです。
「治療」「検査」が先進医療として研究が進んでいることを独自調査させていただいた情報をご提供させていただいております。
専門的な医療に関する一般的な情報は、当方にて調査、回答させていただくこともできますが、かなりお時間をいただきます。
お急ぎの場合が多いため、専門の医療従事者にお問い合わせいただくことを推奨いたします。

癌の先進医療

癌は日本人が患うことが多くなっているため先進医療が数多くあります。
下の表にまとめますので確認しましょう。

先進医療A 下の表は令和3年12月1日時点の内容です。

No.
jRCT登録ID番号
先進医療技術名
適応症
技術の概要
目的
1
 
陽子線治療
頭頚部腫瘍(脳腫瘍を含む。)肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る。)
放射線の一種である粒子線(陽子線)を病巣に照射することにより悪性腫瘍を治療する。
治療
2
 
重粒子線治療
肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なものに限る。)
重粒子線(炭素イオン線)を体外から病巣に対して照射する治療法。
治療
3
 
抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査
悪性脳腫瘍
手術中に得られた組織からPCR法にて抗がん剤耐性遺伝子を測定し、腫瘍に対する抗がん剤の感受性を知ることができる。これに基づいて抗がん剤を使用することにより、より高い効果を得、不必要な副作用を避けることができる。
検査
4
jRCTc060190032
自己腫瘍・組織及び樹状細胞を用いた活性化自己リンパ球移入療法
がん性の胸水若しくは腹水又は進行がん
末梢血から採取した自己リンパ球と、自己の腫瘍と混合培養するなどして接触させた樹状細胞、もしくは、既に体内で腫瘍と接触のあったと考えられる腫瘍浸潤リンパ節由来樹状細胞とを、体外でインターロイキン2などの存在下で培養し、腫瘍に特異的と期待されるキラー細胞を誘導し、増殖させ、再び体内に戻す療法。
治療
5
 
MRI撮影及び超音波検査融合画像に基づく前立腺針生検法
前立腺がんが疑われるもの(超音波により病変の確認が困難なものに限る。)
まず、血清PSA 値が4.0ng/mL 以上20.0ng/mL 以下の患者を候補とする。候補患者に対してMRI を実施し、Significant cancer が疑われた症例のうち、除外基準を満たさない患者を選定する。本生検では、事前にBioJet ソフトウェアにMRI(DICOM 画像)を取り込み、前立腺尖部から底部まで、および癌を疑う部位(Region of Interests, ROI)のセグメンテーション(輪郭を明確に示すこと)を行い、画像処理技術により、3 次元モデルを作成。座標センサーが搭載されたアームに取りつけられた経直腸的超音波プローブを肛門から挿入。MRI の3 次元モデルとリアルタイムのTRUS 前立腺画像をプローブのマニュアル操作および弾性融合機能により一致させる。前立腺観察時のプローブの動きは、座標センサーによりBioJet ソフトウェアに認識されるため、TRUS により観察されている部位のMRI が、同一画面上にリアルタイムで表示される(MRI-TRUS 融合画像)。術者は、この融合画像に基づき、ROI の前立腺組織を生検することができる。
検査
6
 
細胞診検体を用いた遺伝子検査
肺がん
MINtS は、画像的に肺がんが疑われる患者、画像的に肺がん再発・増悪が疑われる患者で、、肺がん診断のため採取した検体の細胞診検体部分、または増悪・転移病変から採取した細胞診検体を用いて、次世代シークエンサーにより、多遺伝子の変異検索を行う。検出対象遺伝子は、現時点で保険収載されている肺がん分子標的薬の効果を予測可能な変異遺伝子 すなわち、変異 EGFR 遺伝子(一部)、変異 BRAF 遺伝子(一部)、変異ALK 融合遺伝子(一部)、変異 ROS1 融合遺伝子、変異 NTRK 融合遺伝子である。付属データとして、将来保険収載が期待され、その際には直接有効性を予測可能と考えられる変異ERBB2遺伝子、変異 RET 融合遺伝子、間接的に他の薬剤の有効性を予測可能な変異 KRAS 遺伝子、変異 BRAF 遺伝子(一部)、現在使用されている分子標的薬の効果を修飾する二次変異として変異 EGFR 遺伝子(一部)、変異 ALK 融合遺伝子(一部)の検索を行う。 数百遺伝子を検索可能な遺伝子パネル(大遺伝子パネル)と比較し、コンパニオン診断薬 対象遺伝子、およびその候補となるごく少数の遺伝子に対象を絞ったことで、(1)多数患者の同時検索による低下価格化、(2)遺伝子あたりのデータ量の増加による高精度化が可能になった(4000 検体以上を用いた先行研究の結果,大遺伝子パネルと比較し,サンプルあたり 1/10程度の低価格化、10 倍以上の感度向上が期待できると推定される)。
検査
7
 
内視鏡的胃局所切除術
胃粘膜下腫瘍(長径が一・一センチメートル以上であり、かつ、三センチメートル以下のものに限る。)
全身麻酔下に経口内視鏡で胃内から病変を切除する。Endoscopic full thickness resection (EFTR) による切除を行う。EFTRは内視鏡の鉗子口から挿入した電気メスで病変周囲の粘膜切開を行った後、腫瘍の筋層付着部を露呈させ、筋層を切開して胃壁の全層切除を行い病変を切除する。腫瘍が筋層浅層までに位置している場合は胃壁を穿孔させずに腫瘍を切除する。穿孔した創はクリップや留置スネアを用いて閉鎖する。
治療

先進医療B 下の表は令和3年12月1日時点の内容です。

No.
jRCT登録ID番号
先進医療技術名
適応症
技術の概要
目的
1
jRCTs031180141
パクリタキセル静脈内投与(一週間に一回投与するものに限る。)及びカルボプラチン腹腔内投与(三週間に一回投与するものに限る。)の併用療法
上皮性卵巣がん、卵管がん又は原発性腹膜がん
局所麻酔または硬膜外麻酔下の小開腹を行い、腹腔ポートを留置する。このポートより、カルボプラチンを腹腔内に直接投与する。また、全身化学療法としてパクリタキセル経静脈内投与を併用する。この化学療法は21日間を1コースとして行い、パクリタキセルは第1日目、第8日目及び第15日目に標準量(80mg/m2 )を経静脈投与、カルボプラチンを第1日目に標準量(※AUC6 (mg/L)・h)を腹腔内投与し、計6コースを行う。※AUC : area under the blood concentration time curve(薬物血中濃度-時間曲線下面積)
治療
2
jRCTs041180023
ペメトレキセド静脈内投与及びシスプラチン静脈内投与の併用療法
肺がん(扁平上皮肺がん及び小細胞肺がんを除き、病理学的見地から完全に切除されたと判断されるものに限る。)
PEM+CDDP併用療法は、1日目にPEMは500mg/m2とCDDPは75 mg/m2を投与し、3週毎に4回投与する。進行非扁平上皮非小細胞肺癌に対する有効性、および安全性が確立した治療であり、さらには術後補助化学療法としても期待されている治療法である。
治療
3
jRCTs032180229
経皮的乳がんラジオ波焼灼療法
早期乳がん(長径が一・五センチメートル以下のものに限る。)
全身麻酔導入後、通常は、RFA治療前にセンチネルリンパ節生検を施行する。RFAの手技はUSで腫瘍を確認し穿刺部位を決定したのち、穿刺予定部位を消毒、局所麻酔を行なう。US画像をガイドとして電極針を腫瘍に刺入して、ジェネレーターというラジオ波発生装置に接続し、通電を開始する。1回の通電につき通常10分前後でインピーダンスが上昇し、通電完了する。通電終了後は電極針を抜去する。USを再度撮像し、治療効果および合併症の有無を観察し、治療終了となる。治療時間は検査、準備も含めて約20分である。RFA施行後、数週間後より通常の乳房照射を追加し局所治療を終了する
治療
4
jRCTs031180432
腹腔鏡下センチネルリンパ節生検
早期胃がん
本試験は術前診断T1N0M0、腫瘍長径4cm以下と診断された単発性の早期胃癌症例を対象として、「SNをLN転移の指標とした個別化手術群」を行い、その根治性・安全性を検証する第Ⅱ相多施設共同単群試験である。すべての症例にSN生検を行い、術中SN転移陰性の場合にはSN流域切除を原則とした縮小胃切除(噴門側胃切除、幽門保存胃切除、胃部分切除、分節切除)を行って「縮小手術群」(A群)とする。流域切除範囲によって縮小手術が困難な場合には従来通りの胃切除術(幽門側胃切除術・胃全摘術)(B群)を実施する。また、SN転移が陽性の場合にはD2LN郭清と定型胃切除(幽門側胃切除術・胃全摘術)(C群)を行う。
検査
5
jRCTs031180254
腹膜偽粘液腫に対する完全減量切除術における術中のマイトマイシンC腹腔内投与及び術後のフルオロウラシル腹腔内投与の併用療法
腹膜偽粘液腫(画像検査により肝転移及びリンパ節転移が認められないものであって、放射線治療を行っていないものに限る。)
腹膜偽粘液腫の患者を対象に、CRS(右壁側腹膜切除、右半結腸切除、左壁側腹膜切除、骨盤腹膜切除、低位前方切除、子宮・付属品切除、右横隔膜下腹膜切除、肝被膜切除、胆摘、左横隔膜下腹膜切除、大網切除、脾摘、小網切除、胃切除等の組み合わせ)を行う。残存病変の大きさが2.5mm以下となった場合を完全減量切除とする。完全減量切除が達成できた症例に、MMC10mg/m2を2000~3000mLの41℃~42℃の温生食に溶解し、高温を維持したまま1時間腹腔内に還流させる(HIPEC)。HIPEC終了後閉腹する。術翌日より、腹腔内に5-FU15mg/kg/NS1000mLを腹腔内に投与し、24時間毎に薬剤の入れ替えを行う。これを4日間連続で繰り返す。
治療
6
jRCTs031180006
術前のS-1内服投与、シスプラチン静脈内投与及びトラスツズマブ静脈内投与の併用療法
切除が可能な高度リンパ節転移を伴う胃がん(HER2が陽性のものに限る。)
HER2過剰発現が確認された高度リンパ節転移を有する胃癌に対するトラスツズマブ併用術前化学療法(S-1+CDDP+トラスツズマブ併用療法)が、術前化学療法(S-1+CDDP併用療法)に対してprimary endpointである全生存期間において有意に上回るかどうかを判断する。
治療
7
jRCTs031180083
テモゾロミド用量強化療法
膠芽腫(初発時の初期治療後に再発又は増悪したものに限る。)
初回再発および増悪膠芽腫に対して、用量強化テモゾロミド療法とその再発後のベバシズマブ療法の優越性を標準治療であるベバシズマブ療法とのランダム化比較試験にて検証する。■ A群(ベバシズマブ療法群)14日(-1日~+3日以内)を1コースとしてベバシズマブ10 mg/kgをday 1に静脈内点滴注射、中止規準に該当するまで継続する。■ B群(用量強化テモゾロミド、再発後ベバシズマブ療法群)1) 一次治療Day1~7テモゾロミド120 mg/m2/day、1日1回内服投与14日(-1日~+3日以内)を1コースとして最大48コース繰り返す。*3コース目に増量規準を満たした場合150 mg/m2/dayに増量する。2) 二次治療・一次治療完了後、または原病の増悪以外による一次治療中止後で、増悪を認めない場合は増悪を認めるまで無治療経過観察とする。・一次治療完了後、または原病の増悪以外による一次治療中止後、MRI画像上で再発・増悪が認められた場合、二次治療としてベバシズマブ療法を行う。・ベバシズマブの投与方法は、A群での治療法と同じ投与方法とする。・ただし、再発・増悪後の治療のため、コース開始規準はA群とは異なる。14日(-1日~+3日以内)を1コースとしてベバシズマブ 10 mg/kgをday 1に静注する。
治療
8
jRCTs031180082
FOLFIRINOX療法
胆道がん(切除が不能と判断されたもの又は術後に再発したものに限る。)
本試験は、切除不能または術後再発胆道癌症例を対象として、FOLFIRINOX 療法の有効性と安全性を評価することを目的とする。14 日を1 コースとして、投与する。本療法は腫瘍進行が確認されるか、有害事象により継続困難となるか、奏効が確認され手術を決定するまで反復する
治療
9
 
内視鏡下手術用ロボットを用いた腹腔鏡下広汎子宮全摘術
子宮頸がん(FIGOによる臨床進行期分類がIB期以上及びIIB期以下の扁平上皮がん又はFIGOによる臨床進行期分類がIA2期以上及びIIB期以下の腺がんであって、リンパ節転移及び腹腔内臓器に転移していないものに限る。)
手術的には他の開腹手術に比べて出血量が多く、また侵襲性の高い子宮頸癌(但し、FIGOによる臨床進行期ⅠB以上、ⅡB以下の扁平上皮癌、あるいは臨床進行期ⅠA2以上、ⅡB以下の腺癌に限る、転移は認めない)の症例を対象に、ロボット支援広汎子宮全摘出術を施行し、従来の開腹術との間で有効性、安全性を比較する。 全身麻酔・二酸化炭素気腹下に腹腔鏡を用いて広汎子宮全摘出術を行う。portの位置、本数、種類、小開腹創の位置は規定せず、「腹腔内の検索」はすべて内視鏡下で行い、「リンパ節郭清および主幹動脈の処理」、「併施手術」は原則すべてロボット支援下にて行う。
治療
10
jRCT1032200036
重粒子線治療
肝細胞がん(初発のものであって、肝切除術、肝移植術、エタノールの局所注入、マイクロ波凝固法又はラジオ波焼灼療法による治療が困難であり、かつChild―Pugh分類による点数が七点未満のものに限る。)
本試験では、切除不能かつ穿刺局所療法不適の肝細胞癌のうち、初発、単発、腫瘍径12cm 以下、門脈および胆管一次分枝もしくは下大静脈への浸潤がない、肝機能がChild Aの患者を対象とする。重粒子線治療は、重粒子線照射装置を用いて1日1回行う。 1回15.0Gy(RBE)、合計4 回、総線量60.0Gy(RBE)(週4回法)。ただし、門脈一次分枝、門脈本幹、消化管の少なくとも1つと主病変との距離が10mm以下の場合は、1回5.0Gy(RBE)、合計12回、総線量60.0Gy(RBE)(週4 回法)の線量分割を用いることも許容する。本研究では、多施設共同臨床試験で重粒子線治療の有効性および安全性の評価を目指す。
治療
11
 
重粒子線治療
非小細胞肺がん(ステージがI期であって、肺の末梢に位置するものであり、かつ肺切除術が困難なものに限る。)
医用重粒子加速器および照射装置を用い、1日1回15.0GyE、計4回、総線量60.0GyEの重粒子線治療を行う。照射法は1日2門以上、総照射門数4門以上の呼吸同期照射、治療期間は15日以内とする。 本研究では、多施設共同で肺野末梢型I期非小細胞肺癌患者に対する重粒子線治療の有効性および安全性の評価を目指すものである。
治療
12
jRCT1031190131
ゲムシタビン静脈内投与及び重粒子線治療の併用療法
膵臓がん(遠隔転移しておらず、かつ、TNM分類がT4のものに限る。)
治療法は、炭素イオン線治療は各実施医療機関に設置された医用重粒子加速器および照射装置を用い、1日1回4.6Gy(RBE)、合計12回、総線量55.2Gy(RBE)【週4回法】を照射する。ただし、週4回以内を原則とし、週5回以上の照射は許容されない。重粒子線治療開始と同時に、ゲムシタビン(GEM)治療を開始する。GEMは1回1000mg/m2を30分かけて点滴静注し、週1回投与を3週連続し、4週目は休薬する。
治療
13
jRCTs031180095
ゲムシタビン静脈内投与、ナブ―パクリタキセル静脈内投与及びパクリタキセル腹腔内投与の併用療法
腹膜播種を伴う膵臓がん
腹膜播種を伴う膵癌症例を対象として、ゲムシタビン/ナブ-パクリタキセル点滴静注+PTX 腹腔内投与併用療法を施行し、導入相試験にて推奨投与量の決定と安全性の確認をし、探索相試験にて有効性および安全性の評価を行うことを目的とする。探索相試験の主要評価項目は全生存期間、副次評価項目は抗腫瘍効果(奏効率・病勢制御率)、安全性、無増悪生存期間、投与完遂性、腹水細胞診陰性化率とし、登録症例数は導入相試験で推奨投与量に決定されたコホートを含む35例とする。
治療
14
 
治療抵抗性の子宮頸がんに対するシスプラチンによる閉鎖循環下骨盤内非均衡灌流療法
子宮頸がん(術後に再発したものであって、同時化学放射線療法に不応かつ手術が不能なものに限る。)
一般的に化学療法は薬物最大血中濃度と薬物血中濃度-時間曲線下面積の増減が治療効果に影響を及ぼすとされている。また、抗腫瘍効果の指標としてIC50(50%の割合で腫瘍が縮小するのに必要な抗がん剤濃度)が用いられている。過去に抗がん剤治療を受けた患者ではこのIC50が治療前と比較し5~10倍へ上昇するため治療抵抗性となる。既存の投与方法では投与可能な抗がん剤濃度に限界があり、高い抗腫瘍効果を得るための新たな抗がん剤治療システムを考案する必要性があった。本治療法は動注化学療法に体外循環を組み合わせた体外循環動注化学療法であり、骨盤内悪性腫瘍の薬剤流入路である動脈と、薬剤流出路である静脈を制御することで標的領域を閉鎖循環下に管理することで全身への抗がん剤漏出を防ぐことが可能である。このため、標的領域に対して高濃度の抗がん剤曝露が可能となり、非常に高い治療効果を得ている。また薬剤を回路上から除去するシステムが本治療技術には含まれ、抗がん剤に関連する副作用の低減を図ることが出来る。本療法は手術不能な進行がん患者においても有効性が期待できる。

治療

15
jRCTs031180073
トラスツズマブ静脈内投与及びドセタキセル静脈内投与の併用療法
乳房外パジェット病(HER2が陽性であって、切除が困難な進行性のものであり、かつ、術後に再発したもの又は転移性のものに限る。)
切除不能な進行期乳房外パジェット病に対して、トラスツズマブ、ドセタキセル2剤を投与し、その効果と安全性を評価する。いずれも乳癌における治療と同様に21日を1クールとし、3クール時に評価する。11例を対象とした単群・オープン試験である。
治療
16
jRCTs031180008
術後のカペシタビン内服投与及びオキサリプラチン静脈内投与の併用療法
小腸腺がん(ステージがI期、II期又はIII期であって、肉眼による観察及び病理学的見地から完全に切除されたと判断されるものに限る。)
治癒切除後病理学的Stage I/II/III小腸腺癌を対象に、手術単独群に対し術後化学療法群の無再発生存期間(RFS:relapse-free survival)が優位に優るかを判断する。
治療
17
jRCTs051180199
S-1内服投与並びにパクリタキセル静脈内及び腹腔内投与の併用療法
膵臓がん(遠隔転移しておらず、かつ、腹膜転移を伴うものに限る。)
他臓器に遠隔転移のない画像上局所進行膵癌に対して審査腹腔鏡検査もしくはバイパス手術を行い、腹膜播種や腹腔洗浄(腹水)細胞診陽性を病理学的に診断する。腹腔内投与ルート作成のために、腹壁ポートを留置する治療開始後21日間を1コースとし、S-1は80mg/m2を14日間内服、7日間休薬。パクリタキセルは第1, 8日目に50mg/m2を経静脈投与、20mg/m2を腹腔内投与。1週間休薬後コースを繰り返す。プロトコールを遵守して、治療を継続する。病勢悪化、重篤な有害事象、患者の希望などのあるときにはプロトコール治療を中止もしくは終了する。試験期間中に根治切除が行われた場合、術後も当該治療を継続する。
治療
18
jRCTs041180079
S-1内服投与、シスプラチン静脈内投与及びパクリタキセル腹腔内投与の併用療法
腹膜播種を伴う初発の胃がん
本試験は、腹膜播種陽性の初発胃癌症例を対象として、S-1/シスプラチン+パクリタキセル腹腔内投与併用療法の有効性と安全性を評価することを目的とする。35日を1コースとして、S-1 80mg/m2を21日間内服、14日間休薬し、シスプラチン60mg/m2を第8日目に点滴静注、パクリタキセル20mg/m2を第1, 8, 22日目に腹腔内投与する。本療法は腫瘍進行が確認されるか、有害事象により継続困難となるまで反復する。
治療
19
jRCT1032180197
陽子線治療
根治切除が可能な肝細胞がん(初発のものであり、単独で発生したものであって、その長径が三センチメートルを超え、かつ、十二センチメートル未満のものに限る。)
根治切除可能な初発・単発・結節型肝細胞癌患者を対象として、標準治療である外科的切除に対して、試験治療である陽子線治療が全生存期間で劣っていないことを非ランダム化同時対照試験により検証する。
治療
20
jRCTs031180331
ニボルマブ静脈内投与及びドセタキセル静脈内投与の併用療法
進行再発非小細胞肺がん(ステージがIIIB期、IIIC期若しくはIV期又は術後に再発したものであって、化学療法が行われたものに限る。)
[1] 既治療の進行・再発と診断された非小細胞肺癌症例に対して文書同意を得た後、本研究に登録する。[2] データセンターで、標準治療(A 群:ニボルマブ単剤療法)又は試験治療(B 群:ニボルマブ+ドセタキセル併用療法)に無作為割り付けされる。[3] 標準治療(A 群:ニボルマブ単剤療法)に割り付けられた場合、ニボルマブを2 週間毎で投与を行う。[4] 試験治療(B 群:ニボルマブ+ドセタキセル併用療法)に割り付けられた場合、ドセタキセルを4 週間毎、ニボルマブを2 週間毎で投与を行う。[5] この治療を中止規準に該当するまで繰り返す。
治療
21
jRCTs031180009
術後のアスピリン経口投与療法
下部直腸を除く大腸がん(ステージがIII期であって、肉眼による観察及び病理学的見地から完全に切除されたと判断されるものに限る。)
Stage III(UICC-TNM 第 7 版)の下部直腸を除く大腸癌[結腸(C、A、T、D、S)、直腸 S 状部(RS)、上部直腸(Ra)]の治癒切除患者を対象とし、術後補助療法として低用量アスピリンを併用することが、プラセボに対して、無病生存期間において優れていることを検証する。治療:術後補助化学療法+プラセボ/アスピリンプラセボ/アスピリン:1 日 1 回 1 錠(100 mg)、連日内服する。内服期間は 3 年とする。pStage IIIA/IIIB ではカペシタビン療法、pStage IIIC ではオキサリプラチン併用療法(mFOLFOX6療法、または CAPOX 療法)を行うことを原則とする。ただし、患者希望により、pStage IIIA/IIIB に対するオキサリプラチン併用療法(mFOLFOX6 療法、または CAPOX 療法)、pStage IIIC に対するカペシタビン療法も許容する。
治療
22
jRCT1032190165
重粒子線治療
直腸がん(術後に再発したものであって、骨盤内に限局するものに限る。)
本試験は、遠隔転移が無い直腸癌術後骨盤内再発で、治癒切除の適応のない症例を対象とし、重粒子線治療の有効性および安全性を評価することを目的とした、多施設共同非盲検単群試験である。炭素イオン線治療(重粒子線治療)は各施設に設置された医用重粒子加速器および照射装置を用い、1 日1回4.6GyE、2 週間で6-8回を原則とし、合計16 回、総線量73.6GyE を照射する。
治療
23
jRCTs032190083
不可逆電気穿孔法
肝細胞がん(肝内における長径三センチメートル以下の腫瘍が三個以下又は長径五センチメートル以下の腫瘍が一個であって、肝切除術又はラジオ波焼灼療法による治療が困難であり、かつChild-Pugh分類による点数が九点以下のものに限る。)
肝細胞癌の治療として肝切除術や RFA は有効な治療法であり、本邦において広く行われている。しかし肝機能が悪い症例や高齢者では肝切除の適応にならないことが多い。また RFA も胆嚢、胆管、消化管等の熱に脆弱な組織が腫瘍の近傍にある場合には適応とならない。それらの症例には肝動脈塞栓療法(TACE)が広く行われているが、その治療効果は肝切除やRFAと比べ低いのが現状である。そのためTACEは繰り返し行う必要がある。IRE は RFA と異なり、治療により熱がほとんど発生しないため、それらの熱に脆弱な組織の近傍にある肝細胞癌に対しても実施が可能である。本研究では、肝切除および RFAが困難で、標準治療としてはTACE が適応となる難治性肝細胞癌を対象とし、IRE の有効性を過去の TACE の治療成績と比較することで評価する。
治療
24
jRCTs031190202
イマチニブ経口投与及びペムブロリズマブ静脈内投与の併用療法
進行期悪性黒色腫(KIT遺伝子変異を有するものであって、従来の治療法に抵抗性を有するものに限る。)
KIT 遺伝子変異を有する進行期悪性黒色腫患者のうち、既存治療に抵抗性を示す患者に対してKIT 阻害薬(イマチニブ )、抗PD-1 抗体(ペムブロリズマブ)を併用した治療を行い、ペムブロリズマブ投与量を固定した際のイマチニブ の用量を検討し、推奨用量を決定する(第I 相試験)。さらに、推奨用量の併用療法の症例集積を継続し、その有効性と安全性を検討する(第II 相試験)。22 例を対象とした単群・オープン試験である。なお、無効でない症例に関しては継続投与を許容する。
治療
25
jRCTs031190223
周術期デュルバルマブ静脈内投与療法
肺尖部胸壁浸潤がん(化学放射線療法後のものであって、同側肺門リンパ節・縦隔リンパ節転移、同一肺葉内・同側の異なる肺葉内の肺内転移及び遠隔転移のないものに限る。)
肺尖部胸壁浸潤癌(superior sulcus tumor:SST)に対する術前化学放射線療法後の術前後デュルバルマブ療法および手術不能例のデュルバルマブ維持療法の集学的治療の安全性と有効性を検証する。現在の標準治療では、SST の半数以上の患者において増悪が認められる。しかし、SSTが稀少な疾患であるため、積極的な治療開発が行われてこなかった。本試験では、術前後にデュルバルマブを追加することにより、治療成績の向上を期待するものである。

治療

26
 
マルチプレックス遺伝子パネル検査
進行再発固形がん(非小細胞肺がん、乳がん、胃がん、大腸がん、膵がん又は胆道がんに限る。)
進行期または再発の悪性腫瘍病変を有し、薬物療法の対象となる非小細胞肺癌、胃癌、大腸癌、乳癌、膵癌、胆道癌の患者を対象として、初回治療時に包括的ゲノムプロファイル検査(OncoGuide TM NCC オンコパネルシステム)を行うことの臨床的有用性を評価する。
治療
27
jRCTs072200039
腎血管筋脂肪腫に対する腎腫瘍凝固・焼灼術(冷凍凝固によるものに限る。)
腎血管筋脂肪腫(結節性硬化症によるものに限る。)
1cm 以上、 4cm 以下の AML に対して、 CT ガイド下にて局所麻酔のもと経皮的に凍結療法を施行する。 プロトコ ールは、凍結 15分間、自然解凍 5分間、凍結 15分間と する。マージンは最低 5mm とる。各々15分間の凍結中もしくは直後にCT を撮像し、低吸収域として描出される Ice ball にて凍結範囲の確認を行う。mTOR 阻害薬内服中の患者は、薬剤による TSCTSC-AML への影響を除外するため、凍結療法 7日前から効果判定までの期間休薬する。 なお、小径腎悪性腫瘍に対する凍結療法では出血予防などの目的で凍結療法前に血管塞栓術が行われる場合があるが、この処置による腫瘍縮小効果はないと考えられるため、術者の判断による施行については制限しない。
治療
28
jRCTs061200016
内視鏡的エタノール局所注入療法
膵神経内分泌腫瘍(長径が一・五センチメートル以下のものに限る。)
膵神経内分泌腫瘍に対するEUS ガイド下エタノール注入療法の安全性および有効性を検討する多施設共同研究である。対象は15mm 以下かつ組織学的Grade 1 の膵神経内分泌腫瘍(Pancreatic neuroendocrine neoplasm; PNEN)とし主要評価項目として有効性および安全性が外科切除成績(ヒストリカルデータ)と比較して優越であることとした。手技の実際としては、まず超音波ガストロビデオスコープを挿入し、膵臓の腫瘍を描出する。その後カラードップラーモードで穿刺ライン上に主要な血管がないことを確認の上、試験機器(単回使用吸引用針)を用い腫瘍を穿刺し、試験薬(無水エタノール)を注入する。カラードップラーモードおよび、内視鏡画像で出血がないことを確認し終了する。
治療
29
jRCT1062200037
マルチプレックス遺伝子パネル検査
進行再発固形がん(治療法が存在しないもの又は従来の治療法が終了しているもの若しくは従来の治療法が終了予定のものに限る。)
病理組織学的に悪性腫瘍と診断され、治癒切除不能または再発の病変を有し、標準治療がない・標準治療が終了している、もしくは標準治療終了が見込まれる固形がんの患者を対象として、マルチプレックス遺伝子パネル検査試薬(TruSight Oncology 500:TSO500)を用いた解析を行い、actionableな遺伝子異常を有する患者の割合を求めることで、遺伝子プロファイリング検査の臨床的有用性を検証する。 TSO500は523遺伝子をターゲットとするDNA+RNA アッセイであり、遺伝子変異やコピー数異常、融合遺伝子、またMicrosatellite Instability(MSI)やTumor Mutation Burden(TMB)のような免疫療法バイオマーカーの測定も可能である。さらに、国内の解析機関において解析とデータ収集をおこなうことにより、診断の迅速化、日本人のデータ利用が可能であり、がん治療における個別化の推進に寄与できることが期待されている。
治療
30
jRCTc031200283
抗腫瘍自己リンパ球移入療法
子宮頸がん (切除が不能と判断されたもの又は術後に再発したものであって、プラチナ製剤に抵抗性を有するものに限る。)
本先進医療で実施する腫瘍浸潤リンパ球(tumor infiltrating lymphocyte : TIL )を用いた養子免疫療法(TIL療法)は、転移病巣等の子宮頸癌組織を外科的に切除し、腫瘍に浸潤しているリンパ球を約4週間かけて高速大量培養した後に、再度体内に輸注する治療法である。輸注の際にシクロホスファミド、フルダラビンによる化学療法によって強力に骨髄抑制を行うとともに、輸注したTILを刺激するためにIL-2の投与を行う。 なお、TIL培養時に多量の同種異系末梢血単核球(allogenic PBMC)が必要となることから、あらかじめPBMCを健常成人より募集して採取する。
治療
31
jRCTs031200326
メトホルミン経口投与及びテモゾロミド経口投与の併用療法
膠芽腫(初発のものであって、テモゾロミド経口投与及び放射線治療の併用療法後のものに限る。)
初発膠芽腫に対する開頭腫瘍摘出術後の初期治療であるテモゾロミド併用放射線治療終了後のテモゾロミド維持治療にメトホルミンを併用する。メトホルミン併用テモゾロミド維持治療6コース施行後、メトホルミン単独治療をメトホルミン投与開始から365日まで継続する。本試験はphase I部分でメトホルミンの推奨用量を決定し、phase II部分ではphase Iで決定された推奨用量で症例数を重ね、安全性と有効性のデータを収集する。

治療

32
jRCTs032200423
腫瘍治療電場療法
膠芽腫(当該疾病が発症した時点における年齢が十八歳未満の患者に係るものであって、テント上に位置するものに限る。)
腫瘍治療電場療法は、電荷を帯びた腫瘍成分に物理的影響を及ぼす低強度の交流電場を脳内で発生させ、腫瘍細胞にみられる急速な細胞分裂を阻害し、細胞死を誘導することで、腫瘍細胞の成長を抑制する治療方法である。NovoTTF-100A を使用した治療の実際は、セラミックディスクを配列した「INE トランスデューサーアレイ」と呼ばれる粘着性シートを剃毛した頭皮に前後・左右 4 枚貼付し、腫瘍磁場産生装置と接続し、脳内に200kHz の交流電場を形成して行う。NovoTTF-100A を用いて機器取扱説明書に従って治療を実施する。28 日間を 1 コースとして繰り返す。26 コース(約 24 ヵ月)完了時、またはプロトコール治療中止規準に抵触する日のいずれか早い日までプロトコール治療を継続する。
治療
33
 
マルチプレックス遺伝子パネル検査
進行再発固形がん(食道がん、胃がん、大腸がん、膵がん、胆道がん、肺がん、乳がん、卵巣がん若しくは子宮がん又は悪性黒色腫であって、化学療法又は放射線治療を行っていないものに限る。)
がん遺伝子パネル検査は 2019 年6月から保険診療で実施できるようになったが、その適応は標準治療がない、もしくは終了した(終了見込み含む)症例に限られている。一方で、Precision Medicine のコンセプトからは、初回治療の段階から症例毎にがん細胞の遺伝子異常に合わせた治療を選択したほうが、より効果的である可能性が考えられてきた。 本研究では、腫瘍組織検体から作成されたホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)検体を米国 Foundation medicine 社に提出し解析を行い、解析結果のレポートを得る。レポートをもとにエキスパートパネルにおいて、Actionable/Druggable な遺伝子異常の割合等を求め、初回治療法選択における遺伝子プロファイリング検査の臨床的有用性を検証する。
治療
34
jRCTs032210291
シスプラチン静脈内投与及び強度変調陽子線治療の併用療法
頭頸部扁平上皮がん(喉頭がん、中咽頭がん又は下咽頭がんであって、ステージがⅡ期(p16陽性中咽頭がんに限る。)、Ⅲ期又はⅣ期のものに限る。)
局所進行頭頸部扁平上皮癌(喉頭癌、中咽頭癌、下咽頭癌)を対象とした強度変調陽子線治療(Intensity Modulated Proton Beam Therapy: IMPT)の治療後の患者QOLに影響する晩期有害事象発生割合を、X 線による強度変調放射線治療(Intensity Modulated Radiation Therapy: IMRT)のヒストリカルデータと比較することにより、IMPT の晩期有害事象低減効果を評価する。
治療
35
jRCTs031210443
アスピリン経口投与療法
家族性大腸腺腫症
本試験は家族性大腸腺腫症患者を対象にして、有効な大腸がんの発症抑制法の実用化に繋がるエビデンス構築を目的とする。多施設単一介入臨床試験にて、低用量アスピリン腸溶錠(100 mg/day)を2年間投与することによる大腸ポリープ発生割合の減少に対する有効性と安全性を検証する。
治療

肉腫の先進医療

肉腫を患う日本人は少ないため先進医療は多くはありません。
下の表にまとめますので確認しましょう。

先進医療A 下の表は令和3年12月1日時点の内容です。

非常に残念ではございますが、先進医療に認定されている治療法はありません。

先進医療B 下の表は令和3年12月1日時点の内容です。

非常に残念ではございますが、先進医療に認定されている治療法はありません。

白血病の先進医療

白血病を患う日本人は少ないため先進医療は多くはありません。
下の表にまとめますので確認しましょう。

先進医療A 下の表は令和3年12月1日時点の内容です。

No.
jRCT登録ID番号
先進医療技術名
適応症
技術の概要
目的
1
 
多項目迅速ウイルスPCR法によるウイルス感染症の早期診断
ウイルス感染症が疑われるもの(造血幹細胞移植(自家骨髄移植、自家末梢血幹細胞移植、同種骨髄移植、同種末梢血幹細胞移植又は臍帯血移植に限る。)後の患者に係るものに限る。)
1)移植後多項目迅速ウイルスPCR 検査のタイミング造血幹細胞移植を受けた患者においてa)発熱、b)咳・呼吸困難、c)黄疸・肝障害、d)出血性膀胱炎、e)意識障害、f)発疹、g)下痢・血便および腹痛の症状が出現した際に、血中ウイルス検査を実施する。2)多項目迅速ウイルスPCR 検査の方法・分離した血漿から自動核酸抽出装置でDNA を抽出後、あらかじめ、12 種類のウイルスに対するprimer-mix を含むPCR 試薬と混合し、PCR 反応を行う。PCR 終了後、LightCycler®を用いた解離曲線分析により各ウイルスを識別する。これにより12 種類のウイルスの有無が同時に決定できる。検査時間がDNA ウイルスであれば75 分で検出できる。また、同じ12 種類のウイルスに関してリアルタイムPCR 法(定量検査)を同時に行い、多項目迅速定性ウイルスPCR 法における正確度を、陽性的中率、および陰性的中率を算出することによって評価する。3)ウイルス感染症の診断ウイルスが検出されたら、臨床症状、身体所見、画像診断、および臨床検査(血液、尿、髄液、喀痰、および肺胞洗浄液などの検査)により、ウイルス血症かウイルス病かの診断を行う。
検査

先進医療B 下の表は令和3年12月1日時点の内容です。

No.
jRCT登録ID番号
先進医療技術名
適応症
技術の概要
目的
1
jRCTs031180169
インターフェロンα皮下投与及びジドブジン経口投与の併用療法
成人T細胞白血病リンパ腫(症候を有するくすぶり型又は予後不良因子を有さない慢性型のものに限る。)
くすぶり型と慢性型成人T 細胞白血病リンパ腫(ATL)に対してIFNα/AZT 療法群とWatchful waiting群の2群に無作為割り付けを実施。主要評価項目として無イベント生存期間を両群で比較する多施設共同無作為割り付け試験。組み込み予定症例は片群37例、両群74例。登録期間3年、追跡期間2年、総試験期間5年である。IFNα/AZT 療法群に割りつけられた症例には、レトロビル®カプセル(600 mg)を連日経口投与する。また、IFNαとしてスミフェロン®注DS 300万単位を1サイクル目には1日1回連日皮下投与し、day8から600万単位に増量する。2サイクル目以降はday1から600万単位を投与する。1治療サイクルを28日(4週)とし、 第4治療サイクルからはレトロビル®カプセル(400 mg)を連日経口投与、スミフェロン®注DS 300万単位を連日皮下投与に減量する。当初10日間入院し、以後外来治療を増悪または毒性中止まで継続する。この間、2週毎に外来受診し、日和見感染予防薬の連日内服と定期的な診察と血液/画像検査を行う。
治療
2
jRCTs031200375
シクロホスファミド静脈内投与療法
成人T細胞白血病(末梢血幹細胞の非血縁者間移植が行われたものに限る。)
本先進医療は、成人T細胞白血病(adult T-cell leukemia/lymphoma:ATL)に対する移植後シクロフォスファミド(post-transplant cyclophosphamide:PTCY)を用いた非血縁のヒト白血球抗原(human leukocyte antigen:HLA)適合または1~2アリル不適合ドナーからの末梢血幹細胞移植について、安全性と有効性を検討するための第II相試験である。
治療

がん治療の促進に期待できる新しい物質「水素」

がんを患った際に、水素を用いて治療促進するのは初めて聴くのではないでしょうか?

現在はエネルギーの分野で自動車としてエネルギー源の切り替えとして水素を知っている方はいらっしゃいます。
人間の身体における水素は、2010年前後に水素水という商品名で市販されております。
当時は水素の研究がまだ発展途上だったため、正しい水素の扱い方を知らずに水素を世の中に発信したため水素を容器に閉じ込めておけず、本来の水素の良さを実感していただくことにまで至らなかった過去があります。
しかし、それでも人間の身体における水素の力に可能性を感じられている研究者は研究を続け、現在では水素の扱い方が進化しています。
そして人間の身体に良い影響を与えることが研究結果として発表されています。

過去の水素は誤った取り扱い方をしたことにより良くない印象がありましたが、現在ではその見方が見直されています。
ここからは見直されている水素の1つの側面となる「がんの治療」に期待できる水素について確認していきましょう。

がん治療に期待できる「水素」

がんは、「癌」「肉腫」「白血病」に分類できることは『がんってどんな病気?』でご説明させていただきました。
結論から申し上げますと「水素」が、がんの治療促進で利用されているのは「癌」による腫瘍の治療です。
実際に『FACE BOOK』で舌癌を患った患者様ご自身が舌癌が進行する画像と経過を公開いる方がいらっしゃいます。
さらに『保健医療学雑誌(journal of Allied Health Sciences=通称:JAHS)』でも臨床応用を公開しています。
「第11巻2号(2020年10月)Volume 11 Number 2 (October, 2020)」「活性酸素種と水素療法」です。
下のリンクをご確認ください。

http://www.s-ahs.org/jahs/JAHS%20Vol11%282%29%20012.pdf
http://www.s-ahs.org/jahs/JAHS%20Vol11%282%29%20012.pdf

www.s-ahs.org

癌を患った72歳の女性患者に化学療法の他に水素療法を加えた臨床応用に関して公開しています。
そこで疑問に思われませんか?

癌を治療するために、医師が水素ガス吸入を用いているのは、なぜなのでしょうか?

当方が考えるに、水素を利用している医師の皆様は、「水素の絶大な抗酸化力を利用している」と捉えています。

step
1
患者様の癌細胞を抗がん剤や放射線、温熱療法など化学療法で死滅させる

step
2
新しい正常な細胞が作られる

step
3
死滅していない癌細胞が新しい正常な細胞を攻撃(細胞酸化=活性酸素の悪玉が増える)

step
4
新しい正常な細胞は水素の絶大な抗酸化力により酸化の攻撃から細胞を守ることができる

step
5
徐々に癌細胞が減り、新しい正常な細胞が増え、癌が治癒する

このように「水素」には「活性酸素を除去する力=抗酸化物質の力」が代表的です。
厚生労働省が「先進医療B」に認定し、臨床試験や『健康医療学雑誌』で公開している臨床応用で利用され、水素の利用は全国で活発化しています。

そんな水素は、医療でのみ病気の治癒に利用できるわけではなく、「日常生活で身体に取り入れること=一般利用」で期待できることがあります。
水素の研究結果から下のようなことが期待できると考えられています。

  • 腸内フローラの促進(整腸)
  • 血行促進(基礎体温低下防止)
  • リラックス(精神安定)

こちらの3つ促進は、水素を実際にご利用いただいた方からの個人の声でも実感されていることから信憑性の裏付けにつながっていると言えます。

水素を利用した方の実感例

  • 手足の指先にあったまる感じがする
  • 身体がぽかぽかする
  • 排尿数が増えてトイレに行きたくなる
  • 排尿量が増える
  • 便秘が改善されて便通が良くなる
  • 寝るまでの時間が短くなった
  • 朝起きるのがスッキリすることが多くなった

上の個人の実感からは直接的に癌治療へつながる内容はありませんが、実際には「水素の性質」から医師の判断で水素の提供がされています。
では癌治療に利用されている水素はどのようなことに期待されて用いられたのかは容易に想像ができますので下にまとめます。

  • 抗がん剤、温熱治療は癌細胞を死滅させるための治療
  • どんな細胞でも死滅すると老廃物化するため癌細胞が死滅しても老廃物化するため体外に排出することが必要
  • 人間の身体は老廃物を体外に排出する機能を生まれつき持っているが、加齢とともに排出力は低下
  • 水素には腸内フローラを整え、血行促進をする力があると言えるため、体外に老廃物を排出する機能が高まることに期待(個人の実感参照)
  • さらに水素には細胞が正常に働ける環境を作り出す性質を持っており、「悪玉活性酸素」のみと結びつく性質は癌細胞化予防に期待
  • 医療提供する化学を前提とした医師としても未だ研究し尽くされていない「水素」は、人間に無害が化学的に証明されているため癌治療に期待大

これらは水素を提供している医師の考えを、見直されている水素のメリットを当方の想像でまとめたものですので捉え方には十分ご注意ください。

ここまで読み進めてご確認いただいている皆様には「水素」の可能性に、気になる存在になっていただいたかと思います。
ただ、せっかく気になっていただいても「水素をあまり知らない状態では利用するまでに至らないと考えています。
次からは水素を正しく知っていただきます。

水素ってどんな成分?

ここまで読み進めていただいている多くの方は、学校教育の中で自分が勉強した当時の水素の知識しか持たれていない可能性があります。
当然ではございますが、研究は毎日の積み重ねで、時に自分が勉強した時の「通常が変化している」ことがあります。
そして、あくまでも全ては”研究結果”ですので、その研究結果を用いて研究者は持論を発表をされていますので一般説・有力説など諸説あります。
水素も同様ですのでご理解ください。

ただ、皆様には一般説や有力説を用いてご説明いたします。
いわゆる、先入観や固定概念があると何でも否定的になりますので、過去の知識は現代の知識に更新していただきたいと思います。
決して、ここまで読み進めていただいている方の知識が「間違っている」「誤っている」「異なっている」ことを伝えたいわけではありません。
今、あなたの頭の中にある水素のことは、水素を学んだ当時にはその考え方で間違っていませんし、たくさん勉強された証でもございます。
繰り返しにはなりますが、研究は日々研究者が研究を進めて情報更新をしているため、自分が学んだ時から考え方が変わっていることはあります。
このことを前提にさせていただき、現代の水素について、最先端の考え方と理解で確認いただきます。
では最初に水素の特徴を確認しましょう。

水素の特徴

  • 宇宙で最初に生まれた物質
  • 宇宙で一番多い物質
  • 原子の中で一番小さい
  • 原子の中で一番軽い
  • 可燃性の気体
  • 人体に無害な気体
  • 体内でも生成されている

簡潔にまとめると、過去の考え方も含めてこれまでの研究結果では現代の水素にはこのような特徴があります。
特に、水素と聴くと爆発する印象を持たれている方がいらっしゃって、近年ではエネルギーの分野での水素の活用でもそんな想像が容易です。
しかし、水素の可燃性の研究結果を確認すると4〜75%の濃度の時に、可燃する=爆発することにつながる研究結果が発表されています。
言い換えれば、75%を超える濃度であれば、爆発する危険性はない、扱いやすい気体に現代は変化を通り越して進化していると言えます。
この研究結果を用いて、応用・利用されているのが「水素自動車」のエネルギーとしての活用です。

そして「人体に無害な気体=人間に何の影響も与えない気体」と解釈することができます。
実は人体への影響に関しては、これまでのかこも現代の今も研究結果は変わらず、「人間に何の影響も与えない気体ではない」ことが発表されています。
ただ、現代の人間の身体に水素が与える影響は研究結果により変化しています。
具体的にどのような影響を与えてくれるのかを確認していきましょう。

人間の身体に与える「水素」の影響

厚生労働省の公式サイト『厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトe-ヘルスネット』内で「活性酸素と酸化ストレス」を解説しています。
下がリンクです。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-04-003.html
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-04-003.html

www.e-healthnet.mhlw.go.jp

厚生労働省が情報提供しているe-ヘルスネットの内容を簡潔にすると下のことがまとめられています。

活性酸素と酸化ストレス

  • 活性酸素は人間の身体に有益なものと有益ではないものがある=善玉と悪玉が存在する
  • 活性酸素の悪玉は酸化ストレスにつながっている
  • 人間の身体には活性酸素からの傷害から守るための防御機能を備えている=抗酸化物質を人間の身体で作り出している
  • 防御機能を上回った活性酸素の悪玉が産生されている状態を酸化ストレスを受けていると言える
  • 活性酸素の悪玉が過剰に産生されると細胞を傷害し、がん、心臓疾患、並びに生活習慣病など様々な疾患をもたらす要因となる

このように活性酸素の悪玉の除去が、がん、心臓疾患、並びに生活習慣病などの疾患を回避する手段であることを情報公開されています。
そこで人間の身体で作り出している抗酸化物質を良好に作り出すことが重要であることを伝えています。
しかし、現実的には足りない部分があるからこそ、がん、心臓疾患、並びに生活習慣病などの疾患を引き起こしている方が年々増えています。
だからこそ、当方では外から抗酸化物質を補う重要性と補うことでの疾患予防につなげることをご提案させていただいております。

厚生労働省が情報提供しているe-ヘルスネットで発信されている内容をもう少しだけ専門的なことを加えてお伝えします。

活性酸素が生まれる要因

  • 人間は呼吸をして酸素を血管・血液を通して、各細胞に届けられている
  • この時にアデノシン三リン酸(通称:ATP)というエネルギーの元になる物質を作り出して活動をしている
  • このエネルギーの元は、細胞の中にあるミトコンドリアという器官が作り出している
  • 通称:ATPを作り出すときに「活性酸素」という極めて不安定な物質も副産物として作り出してしまう
  • この活性酸素は「細胞を酸化=細胞を錆びさせる」働きがあると言われている
  • 細胞が酸化すると人間の身体にとっては様々な部位や臓器などの機能低下につながる
  • 細胞が酸化することは老化の原因になっているとも言われている
  • 活性酸素には善玉もあり人間の身体に有益なものがある

では活性酸素の善玉と悪玉は具体的にはどのような働きをしているのかを確認しましょう。

活性酸素の善玉と悪玉

●活性酸素の善玉
体内に侵入した病原菌やウィルスなどの攻撃をしてくれるため、病気にかかりづらくなります。

●活性酸素の悪玉
体内の糖やタンパク質と一瞬で結びついて酸化させるため、血液が酸化し血がドロドロになる原因となります。

このように活性酸素で有害となるのは「活性酸素の悪玉」であることはご理解いただけたと思います。
そこで近年、抗酸化物質として人間の身体に「水素」が与える影響で注目されているのは「極めて強力な抗酸化物質」であることです。

特に「水素」の働きで注目されているのは、「活性酸素の悪玉とだけ選択的に結びつき」「無害化すること」が研究結果で発表されている部分です。
これが「水素の最大の特徴」であり、インターネットで研究結果が公開されていますのでご確認ください。

Journal of Japanese Biochemical Society 87(1): 82-90 (2015)
Journal of Japanese Biochemical Society 87(1): 82-90 (2015)

seikagaku.jbsoc.or.jp

そして、老化の原因となる活性酸素に関しては、大学の研究もあります。
下のリンクは2008年の水素を利用することで期待できる研究結果ですが、2000年代始めからすでに老化防止への期待が発表されていることになります。

水素水で活性酸素を除去!? | プレスリリース | 東邦大学
水素水で活性酸素を除去!? | プレスリリース | 東邦大学

www.toho-u.ac.jp

一般的な抗酸化物質と「水素」の違い

水素は活性酸素の悪玉とだけ選択的に結びつき、無害化する研究結果があるため、抗酸化物質に分類されます。
ただ、一般的に抗酸化物質と言えば、下のようなものを耳にされたことがあるのではないでしょうか?

一般的な抗酸化物質

  • ビタミンCやビタミンE
  • コエンザイムQ10
  • ポリフェノール
  • カテキン

これらはあくまでも一部の代表的な抗酸化物質ですので、上にあげた他にも抗酸化物質に分類できるものはたくさんあります。
しかし、これらの抗酸化物質は下のような弱点があります。

一般的な抗酸化物質を利用するときの注意

  • 一般的な抗酸化物質はそれぞれの大きさによって入り込める段階が限られる
  • 活性酸素の善玉も除去する性質があるものも含まれる
  • 過剰摂取した場合に発がん性のリスクがあると研究結果で発表されている

これらの一般的な抗酸化物質と水素を比較した時には下のような違いがあります。

一般的な抗酸化物質と水素との違い

  • 水素はどの抗酸化物質よりも小さくどこにでも行き渡らせることができる
  • 水素は副反応がない
  • 水素は活性酸素の悪玉のみと選択的に結びつく

このように単純に一般的な抗酸化物質と水素を比較していただければ水素の安全性を確認いただけ、安心してご利用いただけるのではないでしょうか?
そして近年の水素には下のような厚生労働省からのお墨付きがございます。

水素ガスの吸入による医療が「先進医療B」に認定

水素は食品添加物として副作用がない食品に認定

これらは東京オリンピック2020・パラリンピック2020で活用、アピールされたエネルギー分野での水素と同様に、人間の身体に有益な側面がある水素の研究が加速していることから、人間の身体に与える影響を「安心・安全」であることを国が認定していると捉えられます。

まとめ

がんは日本人の死因としては患う可能性が高い病気です。
一口にがんと言っても幅広い症例をまとめているため、学術的には「癌」「肉腫」「白血病」と3種類に分類することができます。
特に日本人は「癌」を患う方が多く、「肉腫」「白血病」を患う方はいらっしゃいますがその割合は低いです。

がんを患うことがないのが大事ですが、現代医療でも絶対的な予防はなく、私生活の見直しによる食生活や睡眠時間などのコントロールが一般的です。
だからこそ、がんは予防しづらく、遺伝性が高いと提唱する研究者もいらっしゃいます。
しかし、我々のような一般人には遺伝と言われれば、親を恨むこともできなく、やるせない気持ちにしかならず、もはやなす術はありません。
だからこそ「癌」「肉腫」「白血病」それぞれの検査と治療は確立されている時代ではありますが、研究が終わらない現状ということにつながります。厚生労働省の先進医療を一部抜粋して列挙させていただいた臨床研究量を見ていただければその量の多さに期待を持たせていただけます。

水素は「癌」の治療に活用されている医師がいることを情報提供させていただきました。
詳細に確認したい場合、下のリンクをご活用ください。

がん治療に期待できる「水素」

「癌」では、抗がん剤治療を代表とした化学療法の相乗効果を生み出すために水素を利用して治療する医師がいます。
研究結果が詳細に報告されているものを情報提供させていただきましたが、この他にもFace Bookでは舌癌を患った女性の治療経過を公開され、抗がん剤と温熱治療最にプラスアルファで水素ガスの吸入を摂り入れた治療を受けることができ、回復していく様子を発信されています。
こういった情報を提供している方もいらっしゃいますのでご自身で調査してみるのもよろしいかと思います。
一方で「肉腫」や「白血病」では水素を利用している医師の事例は調査しても見つけることはできませんでしたが、癌治療に水素の利用が一般的になれば、「肉腫」や「白血病」の治療効果を研究する医師や研究者が出てくることに期待ができると考えられます。
これからの研究に注目したいですね。

がんの治療に水素を応用利用した医師が医療分野ではいらっしゃいますが、水素は医療だけで利用できるわけではありません。
水素は2000年以前には「人間の身体には何の影響も与えない物質」とされていたため「人間の身体に無害」と認知されています。
だからこそ、現在の日本国内では水素は個人でも利用できる状況です。
言い換えれば、私たちには「水素を一般利用する選択肢」がございます。

水素が「強力な抗酸化物質」であることは研究結果が発表されており、細胞で発生する活性酸素の悪玉のみ選択的に結びついて除去します。
そんな水素は、臨床試験段階のため、気軽に受けられる医療サービスには現在はなっておりませんが、一般利用することができます。
首都圏や全国の政令指定都市を中心に、近年の研究結果と医療分野での「先進医療B」に認定された水素の力は、改めて見直されています。
そんな水素を気軽に利用することができるのはまだまだ知られていません。
実は、水素の提供は下のような販売店でご提供されていますので、お住まいのお近くでも提供されているかをご確認されてはいかがでしょうか?

  • 病院 ※医療ではないため保険適用外の一般利用として提供されいる病院やクリニックに限ります。
  • 接骨院や整骨院
  • 整体院
  • マッサージ師やエステティシャン

当方では水素をサービス提供されている方々に機器やサプリメントを販売しておりますが、直接個人にも販売を始めました。
水素を高濃度で吸入することを、ご自宅で手軽に摂り入れていただく「ホームへイヤー」にあなたもなりませんか?

水素は水素量が多く取り入れられる水素吸入機によるガスで吸入することを推奨しておりますが、手軽に日常生活で摂り入れられるサプリメントもご用意しております。
サプリメントも副作用がない食品添加物として国に登録されているため、初めて水素を利用することにご不安やご心配をお持ちの方にお試しでご利用いただことをおすすめしております。
サプリメント利用から始めて何年もご利用されている方もいらっしゃいますので、ぜひご自身に合った水素の摂り入れ方を一緒に探してみませんか?

一般的なサプリメントや化粧品なども同様ですが、水素も変化を実感していただくには相応の日数と時間が必要になることがございます。
水素をご利用された方の中には、すぐに水素の良い部分を実感される方もいらっしゃいますが、利用してみないと実感できない場合がございますことを予めご了承ください。
当方にて取り扱っております水素関連商品は、整骨院・接骨院、サロン点、マッサージ師などの店舗でご提供している商品です。
下のリンクからご確認いただけますので、業務用、個人用関わらず、ぜひご活用ください。

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Asset Makingは「お金に換わる資産づくり」をご提案しております。
何よりも大切なのはご自分のお身体が最高・最大の資産だと考えております。
水素を日常的にご利用いただくことで、ご自分のお身体を健康に、美しくしていただけることを心から願っております。

一般社団法人健康美増進協会の水素セラピストの中でもマスターセラピストを取得した当方が水素に関するご説明を直接個別や複数人にお集まりいただきZoomや会場にてご対応させていただいております。
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